あらすじ
魔法技術の革新に激動する19世紀アメリカ。西部の田舎町の若き魔女エミリーは、ひょんなことから手のひらに奇妙な石がはまり、魔法を使えなくなってしまう。石をとり外すために、いけすかない魔法使いのスタントンと旅するはめになるが……。魔法アライグマに追いかけられ、血の魔術師に命を狙われ、ニワトリ型飛行機に搭乗し、大陸を横断する二人を待ちうける、さらなる試練とは? ユーモアと恋たっぷりの魔法冒険譚!
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Posted by ブクログ
ファンタジックな表紙と題名からは想像できない、意外とハードな展開にドキドキしながら読み進めた。
魔法のある世界の19世紀末のアメリカで、カリフォルニアからニューヨークまで、魔法使いの男女二人の逃避行である。
主人公の魔女エミリーは、ひょんなことから手のひらに奇妙な石がはまってしまい、なぜかそのために追われる身となる。
おぞましい敵に追われつつ、頼りとする人々もすべて疑わしいという孤立無援の二人なのだが、そんな中でも、エミリーのたくましさと前向きな姿勢が、絶望的な場面をなんとか切り抜けさせる。
彼女と共に追われることになるスタントンという男の魔法使いが、最初は田舎者のエミリーをバカにしたいけすかない男だったのが、だんだんエミリーといいコンビになっていくところがベタな展開とはいえ、おもしろかった。
Posted by ブクログ
あらすじと表紙絵で選びましたが、思ったよりロマンチックな展開も少なく物足りない感じでした。
エミリーとスタントンに年齢差があったのが、最後のプロポーズに入ってから分かって、思わずそんなことどこかに書いてあったかと読み直してしまいました^^;
説明が多い割には、エミリーとスタントンとの魅かれ具合にはあまり説明をさいてないように感じました。
<バスルパンク>という考えは面白いので、本書が長編デビュー作だそうなので、次回作がでればまた手にとってもいいかと思ってます。