あらすじ
ティータイムには煎茶とせんべい。ダイエットの秘策はトコロテンと凍豆腐。おすすめの強壮食品は?―実践栄養学を説く川島四郎氏と、生徒役のサトウサンペイ氏とが、対話とユーモラスなマンガで贈る健康づくりの知恵。日本人の栄養学講座。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「続々食べ物さん、ありがとう」5
著者 先生=川島四郎、生徒=サトウサンペイ
出版 朝日文庫
p28より引用
“食事の前に、お茶碗に二、三杯、
トコロテンやカンテンを食べるといいです。”
食糧・栄養学者である先生とマンガ家である生徒二人による、
食べる事に関しての対談をまとめた一冊。
少し前に紹介した物と同様に、
食べ物に関する知識が盛り沢山です。
上記の引用は、
ダイエットに関する項の中の一文。
2・3年位前だったでしょうか、
寒天ダイエットが流行したのは。
スーパー等から寒天が消えるほどの流行になりましたが、
この本の出版は1987年、
実は減量の方法としては、
昔から定番中の定番だったのかもしれません。
今回一番印象的だったのは、
シーラカンスの味に関してのお話。
生きた化石と呼ばれるシーラカンスを焼いたり蒸したり・・・、
味についての記述はここには書きませんので、
興味を持たれた方は調べてみたら面白いかもしれません。
どなたにでも。
ーーーーー
Posted by ブクログ
実践栄養学の川島四郎氏の栄養学講座第3弾。
先生が説く。
人間の頭脳は発達したが、はらわたは北京原人のまま。現代人は味付けするから食べすぎになって成人病になるのだと。
さらに、日本人は欧米人と同じように肉をたくさん食べてはいけないとも。
肉に含まれているリン、イオウ、窒素などの害を防ぐにはカルシウムをたくさん取らなければいけない。ヨーロッパの大地は海の底がせり上がってできたものでカルシウムがいっぱい含まれており、そこでとれる野菜を食べ水を飲めば肉の害を防げるのに対し、日本は火山国だから大地に含まれているカルシウムは少ない。
これを忘れて欧米人の真似をしていれば、体を壊してしまうと、力説する。
傾聴に値する話であろう。