【感想・ネタバレ】〈オールカラー版〉欲望の美術史のレビュー

あらすじ

本書は、美術を生み出し、求めるときの様々な欲望に光を当て、美術というものをいろいろな観点から眺めたエッセイ集である。扱った作品は、世界的な名作から、通常は美術とは目されない特殊なものまで様々だが、いずれも美術史上の重要な問題につながると思っている。(「まえがき」より)「欲望とモラル」「美術の原点」「自己と他者」「信仰、破壊、創造」という四つの観点から、「美が生まれる瞬間」を探る。<オールカラー>

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Posted by ブクログ

ネタバレ

素晴らしい芸術家たちも様々な欲望を抱えていたことや、美術館などではお目にかからないような風習などについても触れており、着眼点が面白かった。
芸術をもっと身近に感じてもいいと思える。

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2017年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カラヴァッジョや刺青などの研究で有名な著者。本書は新聞用エッセーをまとめたものなので、それらの専門書に比べると非常にライトでキャッチーなものに仕上がっている。

最近色々な名画の解説本が出ているが、宮下氏の本は少し視点が異なり、アンダーグラウンド感が漂っている。そこが毎回手にとってしまう理由なのだろう。

今回もそうやって手に取ったが、新聞向けということもあり、著者のアンダーグラウンド感が薄かった。「欲望」というタイトルが突出し過ぎている気がする。

著者の本当の魅力を知りたいのなら、刺青とヌードの美術史(NHKブックス)がおすすめ。本書よりもっと濃厚な「欲望」を感じるだろう。

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2013年05月26日

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