あらすじ
「俺、一日一回全人類死ねって思ってるけど。」
猪熊花虎、居酒屋アルバイト。
店長の代わりに苦労を背負いこむ変わり者。
遅くまで働いた帰り道、地べたに這いつくばる謎の男・可児と出会う。
「蟹も魚も動物です。
蟹も魚も私も動物で蟹は蟹でも私は可児です。
海胆のイントネーションで可児です。」
面倒くさそうな男だ。花虎は可児を気に入ったご様子?
家に帰ればルームシェアしている永山がいる。
家族、友達、恋人、同僚、猪熊花虎の人生とは。
猪熊花虎が生きる世界のラブストーリー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今この時に、この物語が紙に刷られて本になって手元にあって、読むことができる至上の喜びを噛み締めています。なんだこれ。すばらしすぎる。本当に読めてよかった…何度も読み返す。
だいすきな左岸左岸先生の新刊!オールドファッションカップケーキ、もう何度読んだか…この本は発売直後のレビューすごい落ち込んだーてのを見て、精神状態があんまり良くなかったので見送り、やっとこさ元気なお休みの日に読めました。これは確かに読むときの元気さ+ウオォ読むぞ!って気持ち(気合い)がすんごい響く本かもしれねえ。
社会とか出自とか環境とか、自分1人の力でもどうすることもできちゃうことと(色々な意味での、肉体的な逃避)、じぶんではどうすることもできないこと(精神的な拘束と、離れられない気持ちと、諦め)、その間でがんじがらめになって、でも精一杯生きて、毎日全員死ねと思いながらそれでも生きている。感情でくたくたになって、疲労でボロボロになっても、それでも生きている。本当に生きていてくれて、ありがとう。
何かを選ぶ時に、何かを捨てなければいけない。本当は全部持っていたいのに、現実的にはそれが難しい。もどかしさと、諦めのため息と、ただ、日々を生きる浪費のような時間と。花虎くんがカニくんを好きになったこと、彼に告白したことは、選択することに前向きになったのか、めんどくさいとか、諦めなんかそこには微塵もなくて、ものすごく前向きで。
でも日々の闇みたいな、病みの時間って、その瞬間は本当につらいけど、過ぎたら一瞬て、毎日毎日だけどそんなこともあったって、過ぎていくもの?本当に、日々のこと、自分のこと、考えて考えて、そして彼らのことを肌に感じて読んだ。悩むのは、生きることに切実だから。摩擦を、軋轢を、より自分自身のものとしてリアルに感じているから…そうやって自分をなだめすかして、やっといきることに縋りついている。
好かれたいとかそういうの意識してじゃないのに、(いやほんとうは、すごくすごく意識しているから)めちゃくちゃ喋っちゃうこの感じがもう、好き過ぎます。ほんとうに、会話のテンポや、思考すること、対話することを大切にしている表現で、本当に読んでいて気持ちがいい。
もう、読み終わって何よりも嬉しいのが、この本にナンバリングが!!あること!!!!!!続く!!!!彼らの物語は、これが始まりなのだ、ということ。ずっとこの世界に、浸っていたいよ〜
タイトルもキャラ名も独特
単話配信で途中まで読んでいたのだけど、まとまったものを一気に読んだ方が理解力上がるなあ。コマ数も文字量も多く、小説を読んでるような感じ、装丁も小説みたいだし。好き。
このお話、ゲイが主人公だけど、カテゴリーは女性漫画。たしかに、ボーイズラブというよりヒューマンドラマ。
最初は淡々と花虎の生活が描かれていて、劇的な展開とかないので飽きちゃう人は飽きちゃうかも。でも、はっきりとはわからないけど、大きな何かを抱えているであろう花虎の過去が気になる! で、読み進めていくと、花虎にも可児くんにも結構エグい過去があって…。
淡々とした描き方も相まって、静かに、だけどふたりの過去が明らかになるにつれ、グイグイ引き込まれます。花虎の友人も含め、まだまだ謎めいている部分も多くて、2巻以降どう展開していくのかとても気になる。
無数のコマ割り、見逃してる所がありそうなのでもう一度読み返します。全てのシーンが丁寧に描かれているので見逃したくないと思ってしまう。背景の書き込みが丁寧な作家さん、好きだなあ。
Posted by ブクログ
佐岸先生、漫画を描き続けてくれてありがとうございます。
デビュー作から応援しているが、いろいろあったのでもうやめてしまわれたのかな…と思ったらいつの間にか新刊が!
今作も映画のようなコマ割りとその場にいるような感覚になる台詞回しが素晴らしい。表情や視線だけで感情の起伏を表す作風がとても好き。読み終わったあと全人類がハッピーエンドになれー!と叫びたくなった。
タイトルが読点で終わっているのが人生はずっと続いていくというメッセージのような気がして、今を一生懸命に生きようと強く思った。まだ続きがあるらしいので、彼らの人生の続きが見られるのを楽しみに明日も生きようと思う。
一巻で花虎君はゲイで親には虐待ぎみ育ってそして有名人だけどスキャンダルで今はお店のアリバイト。元警察官で探偵さん一目惚れして追いかけていくんだけどノンケなので受け入れられてなくて。ルームメイトの彼も彼女いるわりにすごく面倒見良すぎて???まだまだなぞの多い。探偵さんの過去もヘビーすぎる。続き読みたいです。
コマ、セリフが多くて、じっくり読むタイプの漫画。吹き出しの感じと会話劇がいい。BLではなくヒューマンドラマだと思う。続くのでたまに読み返しながら気長に次巻を待ちたい。
Posted by ブクログ
現代社会の「多様性を大切にする」ってなんなんだろう。理不尽な言葉を受けること、受け入れられない見えない何かがあること、全部が漫画なのに圧倒的に現実で、苦しくて、でも美しくて、泣きながら読みました。
完全にネットで見かけてタイトルだけで買ったので、BLだということも書店コーナーを見て知りましたが、買ってよかった。読んでよかった!
Posted by ブクログ
結構な悪いこととちょっとの良いことを丁寧に積み上げていく感じが好き
嫌なことの描写も結構あるはずなのに、作品を読むとなんだか穏やかな凪いだ気持ちになれる
Posted by ブクログ
真っ白な天地と小口に惹かれて買いました。装丁の印象通り、本文はサブカル。これだけの情報量でも読めるのは画力のおかげ。コマ数と文字密度のおかげで一瞬の気持ちも拾うことができる。さりげない視線の動きなどで心情表現できるのは本当に画力の賜物。淡々としているようで心情の起伏は大きい。花虎の黒髪の描き方が美しい。希望は無いようで有る。続きが楽しみ。漫画の登録は普段しないが、感想を残しておきたくなった。
先生……!
お久しぶりに新刊を読めてとっても嬉しいです。
開いた瞬間「濃ッッッ!!」てなる密度。線から台詞からもうギューギューです。ほんわかふわっとした作風からギュルンとハンドル切りまくってます。みんな言わないだけで人生色々あるよね、かもしれないけど後半に行くほどに漬け物石背中に積み上げられて行くような重々しさなので軟弱なメンタルがやられて星4で😂でも好きです。好き好き。次回も気長に待ちます。