【感想・ネタバレ】今を生きるための現代詩のレビュー

あらすじ

詩は難解で意味不明? 何を言っているのかわからない? いや、だからこそ実はおもしろいんです。技巧や作者の思いなどよりももっと奥にある詩の本質とは? 谷川俊太郎、安東次男から川田絢音、井坂洋子まで、日本語表現の最尖端を紹介しながら、味わうためのヒントを明かす。初めての人も、どこかで詩とはぐれた人も、ことばの魔法に誘う一冊。あなたが変わり、世界が変わる。(講談社現代新書)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

詩人が詩を書き推敲する中で見つける美しいフレーズは、数学者が難問に取り組む中見つける非常にシンプルで美しい数式のようなものとい説明が腑に落ちて印象に残っている。

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2023年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

p30
生きる 谷川俊太郎

詩に親しんでいない多くの人にとっては「自分が既に知っている感覚の再現」をしてくれるものだけが詩なのかもしれない

しかし詩というものの中には、こうした「実感の再現」とはまったく性質の違うことばで書かれたものもある。そして私がひかれたのはそちら側の詩、つまり「実感の再現」などとはほとんど無関係の詩なのだった。

沈黙の部屋 谷川俊太郎

p198
詩とは結局のところなんだろう。詩はこれだと一言で言う事は難しい。詩は「世界の手ざわり」の一つ。私がまだ知っていない「わたしの感じ方」を作るきっかけになっている。

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2022年02月19日

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