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Posted by ブクログ 2023年10月30日
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人間が万能であったら、芸術はうまれないと思う。ひとは完璧をめざして達成できず、理想の道筋を思いえがいてそれを踏みはずす。その失敗のありさまや踏みはずし方が、すなわち芸術ということなのではないだろうか。
渡邊十絲子(わたなべ としこ)
1964年東京生まれ。早稲田大学文学部文芸科在学中、鈴...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月31日
読みはじめる前、とても不安だった。
詩というものがわからない自分がここに書かれてあるものをちゃんと理解できるのか。
国語が嫌いだった自分に、ここから意味が見出せるのか。
最初の数十ページで、そんな不安に寄り添ってもらったような感覚になった。
自分の世界を広げる意味で普段手にとらないような本をたまに手...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月26日
何度か読み直しているのだが、とても素晴らしい名著。
以前読んだときはちょうど詩に興味を持ち始めた頃だったのだが、ある程度読んだ今読んでもやはりこの本は良いなあ、と思う。
詩に触れるときにその余白の広さや飛躍から、わけのわからないところに連れて行かれたような気持ちになって戸惑うことがある。その戸惑いを...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月16日
以前、Twitterでとある詩が話題になったことから影響を受け、何か詩に関する本を読んでみたいと思い手にとった。学校の授業ぐらいでしか詩に触れてこなかったがが、そんな詩に馴染みのない私でも読みやすい文章だった。
この前読んだ本にも出てきたキースのネガティヴ・ケイパビリティという言葉が出てきて少し嬉し...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月28日
"詩は、雨上がりの路面にできた水たまりや、ベランダから見える鉄塔や、すがたは見えないけれどもとおくから重い音だけひびかせてくる飛行機や、あした切ろうと思って台所に置いてあるフランパンや、そういうものと似ている。"
"「わからない」と「わかった」とのあいだを往復しながら...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月09日
荒木博之さんのブックカフェだったか、超相対性理論だったか、まあどちらかを聴いて興味を持った。
文章を読むのが人より少しだけ好きなことは自覚しているが、正直に言うと詩について興味関心を持ったことがこのかた一度もなかった。
短歌や俳句には、ちょっの面白そうだな、と思うぐらいの興味が湧いたこともあったが...続きを読む
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