あらすじ
天才精子バンクで生まれた兄弟――兄は天才数学者の道を歩むが、弟の麒麟は「失敗作」として母と兄から見捨てられてしまう。孤島に幽閉されても家族の絆を信じる麒麟の前に、運命が残酷に立ちはだかる!
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Posted by ブクログ
健康で生まれてきたことに喜ばず、自分の思い通りに、周りを見返すことだけのために子どもを欲しがる母親のせいで、辛い思いをしたのにずっと家族を思い続けるキリンが、本当に健気で素敵。遺伝子なんて関係なく、それぞれの性格や才能がある。これからキリンどう生きて行くんだろうなあと気になる、
Posted by ブクログ
学生の時に読んでから10年程たち再読。
あの頃の自分はどんな気持ちでこれを読んだのだろう。大人になって読むと余計に麒麟の健気さ、幼さが心にくる…。実の母親にあそこまでされて最後まで寄り添える事に切ない、もっと怒っていいはずなのに…。結局は秀才も麒麟も非道な大人の実験台、復讐のための道具として惑わされた子供たち。
自分が記憶していたのと少し違った事もあって、新鮮な気持ちで読むことができた。先が気になってあっという間に読み終えてしまった。悲しい気持ちになるけど、好きな話。
Posted by ブクログ
展開が早く読み易かった。精子バンクの話なので、コンプレックスのある親のエゴが子供たちに襲いかかる感じが気持ち悪くて良かった。優秀じゃないと分かった途端に犬小屋で育て始めたり、色々と様子がおかしい(?)ので、最後母子2人で暮らすとこだけ違和感があった。あとキリンくんがちょっと年不相応というか、いつまで経ってもお母さんと暮らしたいって言ったり兄のことをお兄ちゃん呼びだったりも変な感じがした。前半が虐待のグロさで話が進むので、後半逆襲が始まるのかと思いきやそうはならず、主人公がいい奴すぎた感が否めない。グロいのになぜページを捲りたくなるのは、子供の成績で一喜一憂して親同士でマウントを取り合う感じが、親は子供よりも子供という矛盾を生んでいて、どこか滑稽に写るからだと思う。
Posted by ブクログ
「パーフェクト」な子供を望む母親の狂気が恐ろしかったです。子供を完全に自分が他人を見返すための道具としか見ていなくて、読んでいて辛くなりました…。
しかし、そんな母親でも恨んだりすることなく純粋な心のままに育った麒麟の「家族で一緒に暮らしたい」という想いには胸を打たれました。
ただ単に難しい問題が解けたり、並外れた能力があるというだけでは不完全であり、心の優しさがあってこその「パーフェクト」なのではないかと思います。
Posted by ブクログ
とても悲しかった。
勉強が、すべてではない気がして麒麟くんが哀れに思えた。
お兄さんは頭が良い
弟はできそこない。そこを差別するとか親としてできないと思いました。
Posted by ブクログ
主人公のお母さんは終盤以外すごいひどい母親でした。
登場人物たちのつながりがいいなと思った。
どれだけ母親にひどい扱いを受けても母親を信じ続ける主人公が読んでて胸が痛みます。
Posted by ブクログ
読むのは三回目くらいだけど面白かった。
相変わらずつらい。
登場人物の関係が複雑なので家系図書いてみたらめちゃくちゃに入り乱れて面白かった。昔の王家?
秀才も家族のことをなんとも思ってなかったわけじゃなかったんだろうなと思える切ないラスト、大好き。
Posted by ブクログ
すごく久しぶりに山田悠介さんの小説を読んだ。やっぱり読ませる力がすごいな〜。内容は本当にずっっっっとむかついてました、子供は親の夢をかなえる道具じゃない…どいつもこいつもよ〜〜
麒麟がいいこすぎる、殴ったれ!こいつもそいつも!と憤ってたけど最後までいいこだった 幸せであれ…
Posted by ブクログ
兄は小さい頃から持て囃され、頭の良さや遺伝子を一番の価値観においてしまったため、それを失った時に絶望した。弟は虐げられてきたが、自分や周りと向き合おうとしてきたから、様々な価値観を持ち、自分の真の強みを見つけることができた。
ただ兄も大人たちのエゴに巻き込まれた被害者であり、違う生き方もできたのかなと思うと、子供にとって大人ができる本当に大事なことって何だろうと考えさせられました。