【感想・ネタバレ】ブラックアウトのレビュー

あらすじ

2060年、オックスフォード大学の史学生三人は、第二次大戦下のイギリスでの現地調査に送りだされた。メロピーは郊外の屋敷のメイドとして疎開児童を観察し、ポリーはデパートの売り子としてロンドン大空襲で灯火管制(ブラックアウト)のもとにある市民生活を体験し、マイクルはアメリカ人記者としてダンケルク撤退における民間人の英雄を探そうとしていた。ところが、現地に到着した三人はそれぞれ思いもよらぬ事態にまきこまれてしまう……続篇『オール・クリア』とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の三賞を受賞した、人気作家ウィリスの大作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読む前から「オールクリア」という続編が未刊であることを知ってはいたが..... ああ,でも止まらない.止められない.
「犬は勘定に入れません」の前半はとても読みにくかったが(とは言っても,それが作者の狙いでもあるのだが),あっという間に読み終えてしまった.ロンドンの中の話が多いので,何となく通りや駅の位置関係がわかる,って言うのも理由かも.一見ハイティーン向けのようにも思えるんだけど,全然安っぽくないんだよね.ポリーの気がかりは一体何なのか? 53章で登場したのは誰なのか? 「オールクリア」,本当に4月に出るんでしょうな? じゃないと怒るよ,ホントに.

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2013年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2060年のオックスフォード大学史学部では、タイムトラベルが頻繁に行われ、その予定が少しずつ混乱しつつあった。そんな中、三人の史学生が第二次世界大戦の現地調査に向かった。しかし、元の時代に戻ることができなくなってしまう。

「ドゥームズデイ・ブック」から読み始めた史学部シリーズもこれで三作目。語り口はいつも通りの軽妙さで楽しい。気になるのは1945年、1944年のパートを語る二人。彼らはいったい誰なのか?セントポール大聖堂の姿に、前作「犬は~」のコヴェントリー大聖堂が被って見える。

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2013年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前に読んだ同タイトルの本とは打って変わってSFもの。

 2060年,オックスフォード大学の史学生は,自分の研究テーマのためのタイムトラベルを使って時空を超え,実際の時代に赴いていた。本作の登場人物は,ドイツによる空襲下の第2次世界大戦中のロンドン。ある者は,疎開先のメイド,ある者はデパートの店員,ある者は新聞記者としてその時代の生活に溶け込み自らの研究を行っていた。それそれ現地での思わぬトラブルに巻き込まれ,2060年に戻れるはずの出口が失われてしまっていた。果たして元の時代に戻れるのか・・・・

 上下段で768ページと大長編で,当時の人々の生活風景が丹念に描かれています。でも,とにかく長い・・・。

 結局,本作では元の時代に戻ることができず,続編の「オールクリア」,「オールクリア2」に続くことになります。この2作も相当の長編のようで,いつ読むことになるかはわかりませんが,気長にいきます。

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2013年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

せわしなさ全開のタイムトラベルトラブル小説。想定外の予定変更にどんどん巻き込まれていく。慌ただしいまま本巻は終了してオール・クリア1,2に続く。

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2013年06月30日

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