あらすじ
学校と暴走族、集団の中にいても、より孤独を深めていく和希とハルヤマ。離れて暮らしながらも、互いを求め合う2人の想いは膨らんでいった。そして、惹きあう引力に抗うこともなく、再び2人はともに暮らし始める。しかし、母親ともわかりあえた和希のもとに届いたのは、ハルヤマの事故の知らせだった…。和希とハルヤマ、2人の幼い愛は、はたしてどのような結末を迎えるのか?
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当時正にこの子達と同年代で、周りで流行ってたのは知ってたけど、何か読む気になれなかった作品でした。
おばさんになって昔を思い出す事が増えて、セールで目に入って来たので読んでみようかと。
もともとこの人物画が好きじゃなかったんだけど、水彩画のような風景画がいいですね。カラーページがいい。
殺風景と感じてた背景も必要な心の余白と思えて来るから不思議。人物はやっぱり判別しにくいけど。
当時はヤンキーが衰退して行く頃で、今まで長かった女子のスカートが短くなって行く、そんな過渡期だったと思う。
それでも私の周りでも単車で死んだヤンキーがいたり、シンナーで退学になった子がいたり、この空気感を懐かしく思い出しました。
ストーリーの孤独感と追憶の淋しさと相まって、何とも言えない感情になりました。
危ない男ってやっぱり魅力的。
Posted by ブクログ
泣いた。あまり読みやすくもないし、興味ない人にはさっぱりかもしれませんが、本気で読んだら本気で泣ける。暴走族の話です。思春期の葛藤とでもいうのか?