【感想・ネタバレ】視点をずらす思考術のレビュー

あらすじ

日本中が二項対立と単純化の論争をしている。少し角度を変えて物事を捉えてみる。時差をつける。逆の発想をしてみる。政治・憲法・日米関係・メディア論など、「個」を貫くことで世界と繋がる心と脳の鍛錬法。(講談社現代新書)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

≪目次≫
第1章  社会の多数派からずれる
  知っているのに知らない死刑
  痴漢と逮捕、どちらが情けない?
  メディアは危機を煽る
  定年をむかえる憲法
  裏日本は「心の日本」
第2章  国家を懐疑するまなざし
  「愛国心」に自由を
  天皇崩御の日を忘れない
  なぜ今上天皇は「君が代」を歌わないのか
  「憲法前文」は正しいのか、間違えているのか
第3章  多面的矛盾に満ちた「現代の不安」
  ビンラディンへの手紙
  ビンラディンへの手紙を書いた経緯と理由
  ブッシュの示す「凶暴な優しさ」と正義
  禁煙への自由
  親鸞の残した「わからない」の教え
第4章  あえてメディアをずらして見る
  繰り返される六十余年前の「翼賛報道」体制
  メディアと権力の親和性
  オウム真理教撮影と禅寺の日々
第5章  脱線をおそれないアウトサイダーたち
  魚住昭  激しくて優しい業の人
  森巣博  「戦争はどうやったらなくなるのか」
  笠原和夫 「仁義なき戦い」十七歳、初恋の人と観たかった映画
  PANTA  過激な「伝説」の歌手
第6章  日々の暮らしのなかのモノの見方
  結論を先延ばしにしたっていいじゃないか
  読書をする時間を
  もうダメ。みなさんさようなら

≪内容≫
さまざまなメディアに書いた文章をまとめたものなので、まとまりは欠くが、論旨は一貫している。メディアの前に「思考停止」することなく、「自分の頭で考えよう」ということ。その結果、タイトルの「視点をずらす」ということになるのだ。この「自分の頭で考える」ことはとても大事で、その結果、世の趨勢と乖離してしまっても、「KY」でいいじゃないか…(著者の言い方)。

意識はしているのだが、日々の報道に一喜一憂している自分が哀しい。

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2012年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

体験談、実例には面白いものがあるが、何か読者を説得しようとした時に結論ありきになるので上滑りしている。
力を抜いてますよ、と主張している姿に力が入っている、とでも言おうか。

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2011年09月10日

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