あらすじ
『水曜の朝、午前三時』著者の長編恋愛小説。
私は手記募集で応募してきた女性に関心を持ち面接するが、彼女は女優であり、その波乱の人生に興味を持ち交際を始める。彼女には息子がいたが夫の影はなく、同じく娘を持つ私は共感を覚え密かな情事を深めていった。
しかし彼女の家に出入りするうち私は監視されていることに気づく。そして息子の父親であるかつての「恋人」が指名手配されていることを知る。
著者は2001年11月、書き下ろしの長編恋愛小説『水曜の朝、午前三時』でデビュー。1970年に大阪で開かれた万国博覧会を舞台に国籍問題で引き裂かれていく男女の恋愛をミステリアスな筆致で描いた同作品は、新人作家の第一作にもかかわらず多数の読者の支持を得て、ベストセラーとなった。
本作『別れの時まで』は、著者が10年ぶりに満を持して発表した長編恋愛小説。大人の恋愛の切なさと先が読めないミステリアスな展開に、全国の書店員さんから多数の感動コメントが集まった。
待望の電子化!
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Posted by ブクログ
編集者の松永は、母の手記に応募してきた毛利伊都子と出会い恋に落ちた。
互いに片親ということもあり、松永と娘の早紀と伊都子と息子の隆はなんの問題もなく交流を深めていた。
その矢先、松永は隆の父親である三田という男の行方を追っているという警察に伊都子の行動について捜査協力を迫られる。
好きな女である伊都子にたいする思いと、彼女に直接聞くこともできずに三田の存在を周囲に触れ回る自分との葛藤。
前半がどういう話になるのか展開が読めず、ずいぶんとだらだら読んでしまった
けれど
警察が出てきたあたりから午前中だけで読み終えた。
三田は最終的に自分で松永の前に姿をあらわして警察に逮捕されるわけなんだけど
逮捕直前に青酸カリ自殺しちゃう感じ。
キレイな女の裏にはなにかあるってわけね。