あらすじ
総合美術専門学校に通う相馬朗は、デザイン科イラストレーション専攻の二年生。アイドルのような可愛い顔に小柄な体、しかし気は強い相馬はまだ恋を知らない。そんな相馬が気になるのは、爽やかで学生からも人気の高い担任講師・栢野志宏。相馬の就職のことで意見がぶつかりながらも、過去に何かを抱える栢野が気にかかり……!?
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面白かった。
相馬は前作「アオ」では史鶴の親友で、色々拗らせて意固地になっていた史鶴にいつも寄り添って心を砕き、全力で力になってくれる頼もしい人だと思っていた。今回のお話で、相馬の複雑な生い立ちや家庭環境、秘めた思いなんかが明かされて切なくなった。両親や大人達からふんだんに愛されてきた恵まれた子供だけど、本当は孤独な子供だったんだと感じた。名前に込められた大人たちの願いが、いつも朗らかに笑ってなきゃいけないという呪いになってしまって、我慢強くて一人で抱えこむ子になってしまった。そして年齢より内面がかなり幼い事が災いして、抜き差しならない状況に追い詰められているのにSOSが発信できない。見ていてとてもハラハラした。そんな相馬をちゃんと見ていてくれる栢野の存在が頼もしい。栢野と史鶴達、最強の仲間が実に鮮やかに収拾をつけてくれてめちゃくちゃかっこ良かった。まだまだコドモの相馬クンには栢野センセイはこの上ないベスト彼氏だと思う。いっぱい寄りかかって甘やかしてもらって。
Posted by ブクログ
全体的には良かった。
相馬(受)が栢野(攻)を好きになった経過がちょっと大雑把過ぎた気が。
逆もまたしかり。
それに喜屋武の稚拙な感じもん~??って感じだった。
そのやり方に対する栢野の手の打ち方はちょっと甘い気もするけど、これは小説だと思えば問題ない!
アオゾラ~の二人が出てきたし、この二人があぁ仲良くやってるんだと思ったのが良かったww
相馬が栢野に自分の誰にも言えない気持ちを吐露するシーンはすごく気持ちが伝わってきて良かった。
是非幸せにしてあげて欲しい!!
Posted by ブクログ
美術の専門学校に通う相馬朗は、少し複雑な家庭を持つイラストレーション専攻の二年生。
明るくて元気で人懐っこく見える相馬だが、担任講師の栢野志宏にだけは、ついつい反発してしまう。
という話でした。
個人的には、相馬にのっかってしまっているものが重たくて。
栢野みたいな先生じゃないと救われない人もいるんだなあ……という気持ちではありました。
これ、すっごく掘り下げたら重い話になると思うんですけど、そこは相馬が本当に強くて、壊れきる前に栢野が相馬を救い上げて、何事もなくハッピーエンド。
どん底泥沼の話にしてしまうのは簡単なんだけれど、そうはしないところが、この作者さんの優しさかな、と思いました。
人の強さと優しさが身にしみる話です。