あらすじ
「ライオンズは強くなければいけない」
チームづくりに奔走
栄光と苦悩と激動の20年
本書は、選手、監督、フロントとしてライオンズに長く関わってきた私が『獅子回顧録』と題して、チームづくりを振り返る一冊となる。
幸せなことに、愛するライオンズで現場のトップとフロントのトップの両方を務めさせてもらった。選手時代を振り返る章もあるが、2004年に二軍の投手コーチとしてライオンズに復帰してから、GMを務めた2024年までが中心となる。
【目次】
第1章 野球人生をかけた最後の1年‐GM兼代行監督(2024)
第2章 勝つ喜びから教える喜びへ‐現役選手時代(1984~2001)
第3章 若手を使い続けて育てる‐コーチ・監督時代(2004~2013)
第4章 育成・補強が実った10年ぶりの優勝‐シニアディレクター・編成部長時代(2014~2018)
第5章 常勝球団を作る難しさ‐GM時代(2019~2024)
第6章 愛するライオンズの未来(2025)
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Posted by ブクログ
こういった買い転くものはあまり内容がないので買わないことが多いのだがウェブサイトで抜粋が載っていて面白くなってしまい、つい買ってしまったのが本書。ヤクルトや台湾での活躍もあるが、ほとんど30年近くにわたってライオンズに野球人生を捧げた著者の思い出が詰まっているだけあって、ライオンズファンにはたまらない一冊と言える。
自分の場合は特定のチームを強く応援しているわけではないのだが、子供の頃には西友が近くにあったせいか、自然とライオンズについては目が行ってしまう。何せライオンズの黄金時代と重なっていたせいか、毎年10月には「ラーイオン、ラーイオン」という松崎しげるの応援歌が流れていたのだ。これで意識しないというのはさすがに無理がある。
本書は著者の選手としての歩みというよりも、監督やGMとしての歩みがメインになっている。スポーツに関連する仕事はドリームジョブと呼ばれることもあるが、本書を読むと裏方といえどもかなり忙しいのだということがよくわかる。またこれだけ世の中にいろんな情報がオープンになったとはいえ、まだまだ外部には出せない情報があるんだな・・ということも伝わってくる。
面白かったのは、世の中ではあまり指導者として評価されなそうな選手例えば松坂大輔やデーブ大久保あたりをかなり高く買っているところ。最近では名選手が名コーチであるとは限らないというのが一般的になっていて、現役引退後に勉強する元選手も増えてきている。
いわば真面目な人はもちろんのこと、選手として結構破天荒な感じだった人もコーチとして規制があるというのはちょっと意外な感じもしなくもない。