あらすじ
【まいにち、よりみち。】
日常のすこしだけとなりにある、大人が忘れたあの世界へ――。「灰羽連盟」「ニア アンダーセブン」の安倍吉俊が描く、空想少女リューシカの日常生活。
(C)2011-2012 yoshitoshi ABe
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Posted by ブクログ
5巻は最高でした。特に電車の踏切と、ピコピコゲーム。
あまりにテンションが上がってしまい久しぶりに長文。ネタバレ注意
リューシカでは日常を子供の目線で面白おかしくオーバーな表現で描くのと、謎の単語などからリューシカ独特な妄想を描くリューシカ作品に一番多いパターンで代名詞的なものと、こちらは1冊に1個あるかないかっていう貴重な現実の真理(少しオーバー)をファンタジックに表現するパターンなどがある。
ぴこぴこゲームはおもしろ系で、5巻ではダントツでした。(今までの話の中でもトップクラス)。
そしてファンタジー系が今回電車の踏切の話です。これは歴代トップクラスの鳥肌モノでした。一つ一つのリューシカの顔や風景がすごい力入っていて耳を澄ます絵とかすごかった。取り上げている題材も自分が今まで一回も気が付かなかったもので、最初は絵柄やラップ調のYo!などギャグっぽい雰囲気で入り、カンカンとペカペカがずれているという一つ目の気づきに入り、ちゃんと揃えろみたいな感じのツッコミで話が終わると思った瞬間、遠くの踏切とのズレというか合図・伝搬という気付きに話が加速し、リューシカの精神世界もかなり研ぎ澄まされ、周囲の音に耳を済ましたり、タイミングを合わせたところで鳥肌がやばかった。最後は練習しとけとボケをいれてまとめ余韻が綺麗。
追記
せかいはあいずでつながっているの「ウンチ」は運動音痴の意味で4巻1話めの太鼓の時にアニーが言っていた
Posted by ブクログ
リアリティとは不定なものである。
観測者の立ち位置によって世界の色かたちが変わるということの不便さと楽しさを、
排斥してしまうほど余裕のない社会が成熟したものであるかどうか。
贅肉を削ぎ落とすことによる、くすみなき現象への深い理解こそ、
社会の凝りをほぐすものではなかろうか、と、この作品を読むたびに思う。
世の中には有相無相にかかわらず変化していくものごとが多すぎて、
それを整理するために名付けることで見えなくなるものもまた多すぎて、
歳を重ね、合理的になればなるほど、理から離れていくようなネジレに違和感を捨てきれない大人たちへ、
この漫画を薦めたい。
Posted by ブクログ
相変わらず素晴らしい話ばかり。
ゲームの話は、ちょっと狙いすぎで、子供っぽくないかな、って思った。
逆に、ステテコの話は単純におかしかったです。
Posted by ブクログ
今回はゲーム話と月話が好き。リセットってゲームだから気軽にするけど今思うと残酷なことしてるよなぁと思いました。最後の月話はなんだか神話っぽくて好きなんですよね中二心がくすぐられたかな