【感想・ネタバレ】おいべっさんと不思議な母子のレビュー

あらすじ

このシンプルな物語は、きっとあなたに「生きる力」を与えてくれます。
喜多川泰さん待望の最新刊!

ベストセラー『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』で全国に感動の輪をひろげた小説家・喜多川泰さん。
新境地に挑むべく書き下ろされた今回の新作は、小学生&中学生という子どもたちの世界と、その親世代の生き方をテーマにした力作。
ちょっとファンタジックな雰囲気を感じさせる内容に、思わず「ん?」と驚く読者がいるかもしれません。
おいべっさんとは何か?
不思議な母子はどこからやってきたのか?
驚きのエンディング!

「おいべっさんに幽霊が出たみたいだぞ」。
小学生たちの間でそんな噂話が広がっていた新学期の初日、6年3組を担任することになった日高博史のクラスに転校生がやってくる。
石場寅之助……色あせたTシャツに袴のようなチノパン姿。伸びきった長い髪を後ろに束ねた出で立ちと独特の話し方は、クラス中の視線を集めただけでなく、いじめっ子たちとの争いも招いてしまう。
いっぽう、反抗期をむかえた博史の娘、中学校3年生の七海は、友だちと一緒に起こした交通事故から仲間はずれにされてしまった。
そのあと七海がとった行動は?
寅之助はどうやってクラスに馴染んでいくのか?
クラスのいじめっ子黒岩史郎の母親・恵子が流した涙の理由は?
さまざまな人間模様が交差しながら展開していく。
そして雷が鳴る夜、おいべっさんで起こったこととは!

【著者からのメッセージ】
“僕の作品が、すべての人にとって「生きる力」になることは期待していない。でも、この作品が今の自分の人生を前に進めてくれる力になるという人もきっといると思う。その人が、この『おいべっさんと不思議な母子』という作品に出会ってくれることを、心から切に願っている。「そんな人の手元に届け!」という思いを込めて僕はいつも作品を書いている。”(著者あとがきより)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人それぞれが主人公で、自分の世界で生きていける。

最後が好き。
心がほんわか、くすくす笑えて、涙もほろり。
優しい気持ちになれた。

0
2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

チェック項目8箇所。「スーツにアシックスかよ。フンッ、学校の先生は常識がねえなあ」、確かに、言われてみれば変な組み合わせだが、習慣とは恐ろしいもので、指摘されるまで自分でも違和感を感じなかった。「身体を張ってでも正義を通すべきときに、ケガすることを恐れて、無関心を装い逃げるような大人になってもらっては困ります」。「恐れるべきは、名誉をケガされたにもかかわらず、傷つくことを恐れて立ち上がることができない、臆病者になることではござらぬか」。「詫びる必要なんてない。今お前が言ったとおりだよ。学校は”失敗”を経験するためにある場所だ。失敗したときには、それを”学び”に変える。それだけだ。この経験からお前が何かを学んで、今までの自分とは違う過ごし方をするだけでいいんだよ」。大人の世界はどうか知らないが、子どもの世界は、正義ではなく、声を大にして主張する者の天下なのだ。学校は、上手にたくさん失敗をするための場所なのだ、そして、その失敗からどう立ち上がるのか、失敗をどう克服するかを学ぶ場所なのだ、決して、一つの失敗もしないで、転ばないで六年間の学習内容を修得するのが目的ではない、もちろん人間関係のぶつかり合いだってそうだ、誰とも一度もぶつからないのが、子どもにとっていい過ごし方ではない。「この時代は、いい時代ですね。驚くほどみんなが豊かです。すべての人が、わたくしどもの世界の上様のような生活をしています。飢饉もない。飢え死にする人もいない。子どもが間引きされることもない。そればかりか、身分の違いすらない。車に乗って隣の国まで行くことも許される。どこに住みついてもいい。そして、子どもたちには無償で教育をしてくださる。そして将来は、自分がやりたいと思うことをやって、自分の好きな人と家庭を築いていいなんて……」。今の時代は、一人の人間が生きていれば、将来を大きく変える可能性があるんだそうです。

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2013年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後のオチも面白かったし、悪いことが早く見つかるのは運がいいというのも、なるほどと思えて良い作品だと感じた

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2022年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学校教育を通して本当の生き方を示している。 例えば、勇気を持って間違いに抵抗する。 そんな勇気の象徴が学校である。失敗を恐れず、失敗のひとつやふたつは人生にとって貴重な財産である。

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2013年07月28日

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