あらすじ
少しデザインを変えるだけでグンと便利になる日常品。人を喜ばせるチャンスをみすみす逃しているお金の使い道。次に生かされないまま忘れられていく失敗。世の中の至るところで、引き出されないまま眠っているモノやコトの価値。それらに気づき、「惜しい」「自分だったら」と思うことこそ、アイデアを生む最大の原動力だ――オールラウンドのクリエイターとして活躍する著者が、自らの「もったいないセンサー」を開陳。無尽蔵に広がる発想と創作の秘密を明らかにする。
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Posted by ブクログ
こんなに発想できるんや!と目からウロコでした。
ネガティブスイッチも勉強になったし、ブランディングやプロデュースについてもなるほどなことが多数。
すごく面白くタメになりました。
Posted by ブクログ
あそびっぽいけど、本気な薫堂さんの考え方がもともと好きです。
誰かがよろこぶことをされていらっしゃるからですよね。
僭越すぎだけど、自分とちょっと似ているから、まして成功されていらっしゃるから惹かれるのかも。
地下鉄日比谷線の実話とか「わー!わかる!!!」って共感MAXでした。
ラジオでお話されているのを聴いているかのような感覚で、さくさく読めます。これも、きっとわざとそうされているのでしょうね。
薫堂さんのところで働きたいな☺︎
【本文より】
よく僕は、「男と女の関係はラダリングがいい」と言います。夫婦もお互いに高め合うのが一番理想的です。だからビジネスでもそういうパートナーを見つけてくるのが、一番いいというのが、僕の実感です。
Posted by ブクログ
クリエイター・小山薫堂さんの発想と創作の秘密を自ら明らかにした本。
「もったいない」という思いが新たなアイデアを生むきっかけになります。また、相手を驚かせたい、相手に喜んでもらいたいと思う気持ちもアイデアを生み出す原動力になります。
新たなチャンスは思わぬところからもたらされます。そのチャンスを活かせるかは自分次第。
Posted by ブクログ
やっぱり小山薫堂は天才
アイデアの発想法を、とてもポジティブに書いていて、読んでるこっちもアイデア考えてみようかな、ちょっと一丁やってみようかなとワクワクさせられる感じ。
アイデアを考えることに苦しくなってしまったら、この本に立ち戻ってこよう、そう思える一冊。
Posted by ブクログ
本からエネルギーが
ぶわーっと噴出してくる本だよね。
こういう本って珍しいのよね。
彼がすごいところは
新しいことに挑むことを
まったく怖がっていないこと。
周りの束縛に固執しないから
あっ、というアイデアがあっという間に出てきちゃう。
ブランドというものの強みも
ここで知ることができました。
ちゃんと人が持つ承認欲求をくすぐることで
売り上げにつなげちゃうのがさすが。
だからキャンペーンの仕方も
「その場所に長く影響のある宣伝」
を念頭に入れたほうがいいわよね。
これから始まるであろう、オリンピックも
海外に日本をプロモーションする
いいチャンスでねえですかね?
Posted by ブクログ
とにかく、やってみよう
じっとしているのは、もったいない
自分の得意分野はこれこれで、なんてナンセンス
与えられた仕事を、兎に角一生懸命やる
結果は、後から付いてくる
楽しめる1冊です
Posted by ブクログ
映画「おくりびと」の脚本や大学教授、放送作家など様々な肩書きを持つ筆者の考え方や具体例について書かれている。
・ 受付をパン屋にする
・ブランド、企画について
・神様にフェイントをかける
・断水に怒るのはもったいない
・いつもベストの道に進んでいると考える
・アイディアを考える訓練としての「勝手にテコ入れ」
・COPS 価値のない情報を価値のある情報に変える
・その彼はどこでもドアが目の前にあったのに開けなかった
この本を読んだだけでいかに筆者が楽しく仕事をしているかがわかる。「仕事は苦行」と、なんとなく刷り込まれてきて今まで過ごしてきたが、おそらく筆者に言わせるとその発想自体こそがもったいない根源なのではないかと感じる。
一見つまらない日常をいかに面白く変えるかについて具体的に教えてもらえた非常に貴重な一冊。
薦めていただいた先輩に感謝。
Posted by ブクログ
小山薫堂さんの本です。
生きる“アイデア”の本だと感じました。
タイトル通り、もったいない主義から小山さんのアイデアが生まれていることがわかり、マルチな小山さんを身近に感じる事ができます。
情報や物事への感度を高めて、自分がどう捉えるか、どう活かしたいかと思う事で新たなアイデアを生んだり、小さな幸せを感じることができるんだなぁと思いました。
エピローグがお気に入りなので最後まで読んでほしいです。
自分も見えている種を拾い、そして日常の小さな幸せに気づけるようになりたいです。
あと、これを読んでから『おくりびと』を見るとちょっと違う視点で観られると思います。
Posted by ブクログ
小山薫堂の心持ちが分かる本。大学や、ホテルでの具体的活動を通じて、どう考え、どう行動しているのかを記している。ちょっと古い本だが、カノッサの屈辱の小山氏が何をしているのか、知りたいと思ったら、読むと面白いと思う。
Posted by ブクログ
「企画」の立て方でもあり、ポジティブ・シンキングでもある。
文句を言う時間が「もったいない」から、プラスに考えよう、ということ。
私も、他人の人生の登場人物になりたい、と思った。
後半になるにつれて、面白くなってくるのだが、前半には、読み飛ばせる部分もある(大学にまつわる部分など)。なので、☆×4にしたが、5に近いところではある。
勤務先と近いので、パン屋さんを探してみたい。
[more]
(目次)
プロローグ 「受付しかしない受付嬢」はもったいない
第1章 企画って何だろう?
第2章 ネガティブ・スイッチを切り替える
第3章 小山薫堂式アイデアのつくり方
第4章 幸せの閾値を下げる
エピローグ 地下鉄日比谷線で出会った二人の話
Posted by ブクログ
とってもポジティヴ、柔軟。
デフレの正体のアンチで、労働人口が少なくなると、賃金が上昇して景気が良くなるといってる人がいる。
ちょっと似てるかな。
Posted by ブクログ
○放送作家でクリエイターの小山氏の作品。
○自身の仕事を紹介しながら、そのアイデアの源泉は何かについて、面白おかしく紹介したもの。
○「もったいない」ということと、「ポジティブ」ということがキーワード。
Posted by ブクログ
発想力のある方だなー。アイデアが湧くのはきっと誰にでもあること。そこを形にできるかどうか。ポジティブに考えること、企画すること…と思うと散文のようでありながら、きちんと構成された一冊だと思う。文体も柔らかく、読みやすい。
ちょっとしたことで疎遠になったひととの関係を思うに、人脈と捉えられていたのかなぁと。
小山流には感心、取り入れたいこともたくさん。生きる閾値を下げるには大きく共感。卑屈になる必要はないけど、小さな幸せをきちんと受け止めるのは大切だと思う。
自分が楽しめることで人を楽しませることが出来たら…そういう原動力で生きていきたい。
Posted by ブクログ
くまモンの秘密で知った小山薫堂さん、どんな方なのか知りたくてよんでみました。
日常のもったいないからアイディアは浮かんで来るとの事。明日から少しアンテナを張り巡らせてみようかな。
パン屋さん兼受付のオフィス、行ってみたいです。
Posted by ブクログ
入院中に積ん読山を征服すべく、一冊目。
多角的、多様的、複合的なものの見方をしよう、何かをするときに、その直接的な目的だけでなく、それだけではもったいないから、オプション、それも自分を含め関係者がウィンウィンになるよう、また楽しめるよう、企画しよう、ということかな?
上司その他を言いくるめるには、プレゼン技術を向上させることも必要だ。
Posted by ブクログ
「どうすればうまくいくか?」と言うようなビジネス書というよりは、小山さんのすてきな人柄がうかがえる。
こういう人と仕事ができれば楽しいだろうという気がする。
そして、そういう人間性みたいなのが、大切なんだとだと思う。
Posted by ブクログ
小山薫堂さんは、目標となる人。本書を読み、分野やレベルは違えども感覚が近いなぁと感じたことが嬉しい。
『もったいない』は、人生を変える言葉だ。
Posted by ブクログ
「幸せとは、小さな喜びを重ねていくもの。そう考えれば、幸せになるのはものすごく簡単、ささやかな幸運や人の好意に敏感になるだけではないかと思います。」
著者の小山薫堂さんは、「おくりびと」の脚本を書いた方です。早速、本文から、私が気に行った部分を抜粋させていただきます。「幸せとは、小さな喜びを重ねていくもの。そう考えれば、幸せになるのはものすごく簡単、ささやかな幸運や人の好意に敏感になるだけではないかと思います。」
蛍光ペンで印を付けたところをスキップして読んで行くと、とても素敵なフレーズに出会いました。それは「どんないい車に乗っていても、助手席の彼女と言い争いしていたら不幸だし、どんなにボロい車に乗っていても、隣に座っている奥さんと仲がよければすごく幸せです。」という話です。我が家も、来年17年目の車検を受けるボロい車に乗っていますが、とりあえず、隣に座っている家内と仲よくしたいと思います。だって、結局、いいものを手に入れる目的は、幸せになるためなのですから…
もう一つ「上質な日常品を使うのは確実に幸せになるコツ」をいうのも心に留めておきたい言葉ですね。めったに着ないパーティドレスよりも、よい歯ブラシが大切なのかもしれませんね。
とにかく、元気をくれる本です。元気のなくなりそうなあなたに。
Posted by ブクログ
不毛な、ネガティブな感情に時間を奪われてしまうのはもったいないー。
小山氏のイメージは、ポジティブでなんだかいつも楽しそうな人。放送作家、脚本家、企画屋、グルメ人、はたまた大学教授etc...その表裏舞台両方の活躍ぶりから、何者かつかみどころがなかったりする。
そんな氏がどんな風にものごとを捉えているのかということが、よく感じられる1冊です。
人生は有限で、ご飯だってあと何回食べられるかわからないー。
ああ、やっぱり毎日のごはんは美味しく食べたいと思っているよな、と。文体が口語調のせいもあいまって、親近感がわきました。
Posted by ブクログ
アイディアって浮かばない、どうしたらアイディアって浮かぶのか。
そういうことを言ってるうちは、アイディアは浮かばないのです。
自分自身の周囲に目を向けながら、常に自分にとって楽しいことを考えたり、先入観を持たずに疑問を持ったり、改善を考えること、そのこと自体がアイディアの創出だということをあらためて考えさせてくれる本です。
Posted by ブクログ
読み進めつつ、五木寛之さんのお寺巡りの本に出てくる故事をおもいだします。中国寧波の港で回想する、栄西と中国の坊さんとの出会いのシーンであります。仏性と言うものは、日々の何気ない出来事の中に潜んでいる、でしたか。この本もまた、日々の出会いを大切に、という著者の気持ちが伝わって来ます。
Posted by ブクログ
内容は以前見たNHKの「仕事学」に薫堂さんが出ていたときと同じものが20%くらい。
・「もったいない」が閃きの原点
・ドリフの「もしも○○だったら」
・「頼る」のが上からロープをたらしてもらって、自分の両腕の力で這い上がろうというイメージだとしたら、「利用する」のは相手を踏み台にして上って行こうとする感じ。
・人の人生に足跡を残す
・人を喜ばせる
・過去の失敗をそのままにしておくのはもったいない。
・勝手にテコ入れ
・お節介なお見合いババア的発想法
・すべてをメディアととらえる
・プチハッピーのミルフィーユ
Posted by ブクログ
▼2009/5/23
<本の紹介>
少しデザインを変えるだけでグンと便利になる日常品。人を喜ばせるチャンスをみすみす逃しているお金の使い道。次に生かされないまま忘れられていく失敗。世の中の至るところで、引き出されないまま眠っているモノやコトの価値。それらに気づき、「惜しい」「自分だったら」と思うことこそ、アイデアを生む最大の原動力だ―オールラウンドのクリエイターとして活躍する著者が、自らの「もったいないセンサー」を開陳。無尽蔵に広がる発想と創作の秘密を明らかにする。
この本を紹介してくれたのは読書家Wたるさん。
「kijiに合いそうだから」って、いつもいろんな本を教えてくれる。
ありがとです。
自分で本を選ぶことも大事だけど、自分で選ばない本を紹介してもらって読んでみると、意外とおもしろい発見があったり、いい刺激になってます。
ってか、この本は自分でもいつか辿りついてたと思います。おもしろいもん。
この本を読まないなんて、「もったいない」。
最近、多分小山さんと俺は似てる感覚なんだろなと思ってきました。
まるで一貫性のないことをしているようで、それが相互につながるように考えてるとことか、「やったことないからやらない」じゃなく「やったことないからこそおもしろい」と思って、「できなくてもいいや」くらいの感じでやってみちゃうところ。
もちろん自分とは比較にならない程大きなことをしてると思うし、プレッシャーもすごくあると思うんだけど、それでも根っこは似てると思います。
いつか、一緒になんかできたらいいなぁ。
こないだメールしたんだけど、相手にされなかった。
でも、また機会のあるごとに連絡してみよっかな。
幸せに思える瞬間って、自分で作り出すこともできたりする。
東京タワーは24時ちょうどに消灯するんだって。
タイミングを合わせて指をならすだけで、俺でも魔法が使えちゃうかもね。
▼2010/12/30
以前読んだときは1年半前。
今、そのときに知らなかった小山薫堂さんのことを知っている自分がこの本を読んでみると、同じ本を読んでいるのに違った感想を持つから不思議だなと思います。
でも、この違いこそが空白の1年半での伸びしろだとしたら、悪くない感じです。^^
そうそう、前回の最後に書いたメールは、実はその後反応がありました。
「忙しいから今は会えません」という内容で、その時はお会いする機会にはつながらなかったけど、行動してみることで開けてくることもあるんだなと思った出来事でした。
そして、ちょうど3ヶ月前くらいにも接点もできそうな話もあった(こちらは自分の力不足で叶わずでした)。
でも、距離は近付いてきてるように感じます。もしかしたら本当にどこかで会えるカモしれないです。
そして、この本を今読んでみても学んだことがありました。
・自分の将来をどう考えているかだけでなく、自分と関わる人たちが将来どうなっているかを考えてみることもおもしろいんじゃないか。
・負の遺産、失敗談を自分の中に蓄積して、いつでも取り出せるようにしておいた方が自身の質は上がりそうだ。
・そして、一度失敗したからといって再チャレンジしないのももったいない。時間をおいて再チャレンジしてみて、それでもダメならしょうがない。でも、できるようになればそれだけでストーリーになるじゃんか。
・どんなにいい車に乗っていても、助手席の彼女と言い争いをしていたら不幸だ。どんなにボロイ車でも、彼女と仲がよければ幸せだ。モノとの付き合い方も、自分がどう思うかで全然違ってくるんだ。
人生はもっともっとおもしろくできる。そして、本との楽しみも何通りもあって、一度読むだけで終わりなんてわけはない。人との付き合いと一緒なんだなと。なんだか元気になれる、ビタミンみたいな本でした。一度も読んだことない人、ぜひ読んでみることをオススメします!^^
Posted by ブクログ
放送作家でくまモンの発案者である小山薫堂氏によるアイデアについての本。
同じ幻冬舎新書の「くまモンの秘密」のはじめの方で、本書を先に読む事がオススメされたので、こちらを先に読みました。
小山氏アイデアスタイル「もったいない」ということについて書かれている。基本的に1つの事柄だけで終わるのはもったいないので、せっかくだから色々組み合わせてプラスアルファを目指すって感じでしょうか。
※2015年の本なので、2025年に読むとノリにオジサンを感じます。若い人より30代以上の方が読みやすいかも知れません。
Posted by ブクログ
10年以上前に書かれた本です。出てくる言葉が現在主流になっている考え方だったりして、先見の明がある方なんだなあと感心しました。
日常の「もったいない」を見逃さず、幸せの閾値を下げていくといい、という話でした。
ご自身の仕事に誇りを持たれているのだとは思いますが、ちょっと鼻につくなあ、という感想。
Posted by ブクログ
発想法を教えられた本です。”もったいない”と気づけることをアイディアの種にすることが、アイディアを創出するコツだと理解しました。
第一章 企画って何だろう?
第二章 ネガティブ・スイッチを切り替える
第三章 小山薫堂式アイディアの作り方
第四章 幸せの閾値を下げる
第三章の著者のアイディアの例は、周りを巻き込むとても魅力的なアイディアで参考にしたいものばかりでした。これから”もったいない”目線で物事を見てみたいと思います。
Posted by ブクログ
現在、コラム・小説の執筆、脚本家、ラジオパーソナリティーなどのほか、
企業の顧問やブランドアドバイザーなど多彩な活躍をしている著者の発想法が書かれている一冊です。
小山薫堂さんは私も良く見ていた伝説の深夜番組「カノッサの屈辱」の放送作家であり、
映画「おくりびと」の脚本も書かれたという多彩な才能を持った方。
また、大人気のゆるキャラ「くまモン」の生みの親としても有名で、
楽しくて独創的なアイデアを次から次へと世の中に送り出している方でもあります。
小山薫堂さんの多彩ぶりは多岐に及んでいますが、
その源は何事も「もったいない」と思うことから始まったり、
相手を楽しませたいなと思うところから始まるんだそうです。
~受付がパン屋さんのオフィス~
小山薫堂さんの会社があるのは港区のオフィス街。
色々な人をワクワクさせたいと思っている小山さんにとっては、
最近流行の自動受付のような味気ない会社の入り口にはしたくないと考えていました。
かと言って、少数精鋭の会社では受付嬢を雇って座らせておくのは「もったいない」。
そこで訪れた人がワクワクしながらも周囲の会社にも役立つことを考えて、
受付を本物のパン屋さんにしてしまいました。
受付嬢はパン屋さんの店長。
自分の給料を自分で稼いでもらいながら、
訪れた人に「ここが本当にオフィスの入り口?」と驚いてもらっています。
パン屋さんで来訪を告げると秘密の扉のような入り口からオフィスに案内され、
訪れた人はいきなり入り口からワクワクしてしまうという仕組みです。
楽しそうですよね。
~ただのカレーでは誰も食べない~
大学で講師も勤めている小山さんは、
ある日の講義で市販のカレールーで作ったカレーの鍋を教卓に置いて、
「このカレーを食べたい人」と聴講生に尋ねます。
当然、誰も特別興味を示さず手をあがりません。
そこで小山さんは一人の女性を登場させて会話を始めます。
「この方がカレーを作ってくださったかたです。いつも作っているんですか?」
「はい、次男が私の作ったカレーが大好きですので」
「お子さんの職業は何ですか?」
「野球選手をやっています」
教壇に登場した女性は大リーグで活躍しているイチローのお母さんだったんです。
そのあと、「このカレーが食べたくなった人?」と問いかけると、
今まで見向きもしなかったカレーに全員が「食べたい!」と手をあげる。
そうやってプランディングの重要性とサプライズの大切さを伝えました。
「もったいない」と思う気持ちと「相手を喜ばせたい」と思う気持ちをミックスして、
独創的なアイデアを次々と打ち出している小山さん。
他にも「お店を有名にするよりも料理人自身を前面に出そう」と考えて、
あの有名な「料理の達人」を考え出したのもそんな感が方があったからでしょうね。
今回ご紹介している本名はノウハウが書かれたり順序立てて解説してあるわけではなく、
小山さんがいままで携わってきた仕事やご自身の周囲の出来事が書かれている一冊ですが、
読み薦めていくうちに小山薫堂流のアイデア発想術が分かってくる一冊です。
Posted by ブクログ
「考えないヒント」の続編のような感じ。
アイデアを自分で考え抜くというより、日々の生活や人生のなかなからアイデアを見つけていこうという点については「考えないヒント」と同じだが、本書では更に新しい発見もあった。
ひとつは、「異質なものを組み合わせて新しい価値を創る」ということ。
全く関連性がない二つの物(モノ)を掛け合わせることによって、新たな価値や魅力を引き出すという考え方。
もうひとつは、著者のPRに関する手法。
宣伝そのものにリソースを使うのではなく、宣伝自体が一人歩きしていくような仕組みづくりにリソースを使う。
仕組みさえできてしまえば、後は周囲の人が勝手に見に来てくれるor口コミしてくれる。というような手法。
本田直之のレバレッジシリーズにも通じる発想だと思う。
この自由な発想(クリエイティブな発想)は、大きなヒントになった。
ただ、まだぼんやりとしか理解できていないので、自分の中に明確に入ってくるよう、しばらくは練習が必要だろう。
Posted by ブクログ
本来なら行くはずのない場所に行くと、必ず何か摩擦が起こる。
⇒摩擦は一振りでも平凡な日常の味わいをがらりと変えて
くれるスパイス。
不毛なネガティブな感情に時間を奪われているのはもったいない。
⇒ネガティブ・スイッチを切り替えること
いつもベストの道を進んでいると考えること
⇒早く失敗した方が次に進めるのでいい。
失敗を悔しがっているなんて、もったいない!
目次
プロローグ 「受付しかしない受付嬢」はもったいない
第1章 企画って何だろう?
第2章 ネガティブ・スイッチを切り替える
第3章 小山薫堂式アイデアのつくり方
第4章 幸せの閾値を下げる
エピローグ 地下鉄日比谷線で出会った二人の話
121011 友人にあげる