あらすじ
ウォーゲームから6年後のメルヘヴンでは、魔力を通わさず、簡単に使えるガーディアンARMが広まっていた。カイ少年の住む山間の町・ハーナウでも、ARM腕試し大会が開かれるほどになっていたが、カイはいまだにARMを使えない。そんなある日、山中でチェスの残党を名乗る野盗に襲われたカイが、池の中に逃げこんだところ、なぜか伝説のARM・バッボがそこで眠っていて…?
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本編ではチェスの話と関係ないからかメインキャラなのにあまり深くは触れられなかった、バッボ本人の深掘りをメインにした話。メルではバッボが一番好きなので、嬉しい方向性だった。
・本編の構図にリスペクト、似ているところのある形での、ギンタとはまた違った切り口でのバッボとの相棒感が上手かった。バッボが性格的に丸くなったのも大きいか。設定も良い。
・ガーディアンに特化した主人公という感じで楽しい。それでいて、昔懐かしの普通にバッボを投げつけたり大きくするシーンも多いのがちょっと嬉しい。(笑)
ガーディアン使いなのにカイが身体をはる場面が多かったり、ガーディアンの乱発が負担になる描写の絵的な表現の仕方も上手くてよかった。
星野先生は本編でもたくさんガーディアンを描いていた?のかな?先生ならでは出せるメルの表現という感じで良い方向性。敵もガーディアン多めで嬉しい。
一方で、ウェポンやネイチャーをメインに使うメインキャラもいてちょうどいいバランスという印象。
・仲間同士のチームプレイ、連携が重要になるバトルがよかった。個人的にメル本編では魅力的なチームなのに1対1のバトルしかないのが心残りだった(1対1に特化しているから良いところもあるけど)ので嬉しかった。
・話がとてもよかった。カイやインガ、アトモスなんかは、変わった設定を持ちつつも、いい意味での子どもっぽさ、人間臭さを感じさせる、バトルの中でのかけあいが大好きだった。
Posted by ブクログ
「ちょっと絵が下手なメルが売ってたよ!」
と言われて、わたしは、はしめて気がつきましたが、安西信行の新連載ではなかったのですね。確かに、表紙のカラーも、中の絵(特に女の子の絵!)も、安西信行と比べるとパワーダウンは否めない感じです。
でも、気づかなかったぐらいなので、わたしのなかで、あんまり違和感はないです。
「MAR」は、嫌いではないのですが、今ひとつ盛り上がらないまま終わってしまったマンガ。
その中で、1番のりきれなかった部分というのが、「この世界」とメルヘヴンとの関わりの部分だったと思います。だから、そこをすっきり割り切って、メルヘヴンの物語としてしっかり語れれば、マンガとしておもしろくなる要素はあるのではないかと思います。
まあ、不満といえば、ドロシーがなぁ……。