あらすじ
ちょっとした事ですぐキレる、いつも焦っていて落ち着きがない、仕事や家事が立て込むとすぐ「パニック」になる、想定外のトラブルが起こると「頭が真っ白」になる……。そんな「心に余裕のない人=テンパっている人」が急増している。いい歳をした大人が突然キレてしまい、せっかくの人生を棒に振ってしまうケースも……。いまや、「テンパる」は老若男女に関わる大問題といっても過言ではない。そこで、テンパらないための「生活習慣&人間関係術」から、それでもテンパってしまったときの「応急処置&反省法」まで、脳科学・精神医学・心理学の最新知識に基づき徹底アドバイス。◎とにかくメモして「脳の負担」を減らす◎口元を大きく動かしてゆっくりしゃべる◎「テンパりやすい状況リスト」を作る◎万が一キレてしまったら、すぐ謝るなど、今日からすぐに実践できるヒントばかり。これ1冊で、「イライラ・バタバタの毎日」が「ゆとりの毎日」に変わります!
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Posted by ブクログ
この本には、人はなぜテンパってしまうのか?テンパる事の危険性の紹介から始まり、テンパらないための「生活習慣や人間関係術」テンパってしまった時の「対象法や反省法」脳科学・医学的な観点からのテンパるメカニズムの解説といった、テンパることについて、一連の流れで紹介されています。この本の感想としてはそれらの解説が、どれも身近な例を交えて紹介されているため、非常にスムーズに読み進めることができることです。
テンパるとい私自身も陥りやすいことであり非常に共感できる部分が多くありました。
特に、印象に残っているのは、ある程度のテンパりは人に良い効果をもたらすということです。人間はある程度の負荷をかけた方がやる気スイッチが入ります。緊張感を持たせることで、集中力や周囲への観察力や注意力が高まり、作業の効率が上がります。さらには、作業が進むことにより、自己効力感が持てることで、自分の成長にも繋がるというのです。
私自身も、部活動のテニスでは練習では十分な結果が出せなかったのですが、本番の試合では理想通りのプレーができて県大会出場を果たしたことがあります。本番という緊張が自分に良い影響をもたらしたのだということを、知ることができました。