あらすじ
心臓に宿ったのは
「殺された記憶」なのか?
心臓移植を受けた医学生・北川彰二は手術後、心当たりのない「記憶」を毎日夢にみるようになった。
それも見知らぬ森の中で誰かに襲われ、頭を殴られる夢を。
「臓器の記憶」の謎に興味をもった天久鷹央は小鳥遊優とともに調査を始めるが、心臓のドナーは暴力団の若頭だったことが発覚し……。
果たして、記憶は脳以外にも宿るのか?
現役医師が描く本格医療ミステリー!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
記憶、生い立ち、血筋、どれもが自身を形作るものなのかもしれないけど、どれを信念の拠り所にするかは、生き方に大きく影響するんだろうなと感じる話だった。
論理的に驚くことを説得力ある解説してくれるこのシリーズは面白くて読みごたえがある。
Posted by ブクログ
長いもので、ことりは統括診断部で1年以上も働いているんですね。鷹央にビシバシ鍛えてもらって、診断を下しているというのがなんか感慨深いです。
臓器の記憶がテーマ?心臓移植で記憶が備わるってあるんだろうか?
美容外科の朝霧明日香、柊先生って、まさかまさか……『リアルフェイス』ではないですかー!わー!!!
この作品で、知念先生が好きになってずっと追いかけてます!こうやって、天久シリーズにも登場してくれてめちゃめちゃ嬉しいです!知念先生ありがとうございます!!!
組長は目が黄色で、お腹が膨らんでいるっていうことは肝臓悪い?
→肝臓癌でした。天久シリーズ読むと診断学、ミステリーを同時に学んで楽しむことができますね。そして、格闘術も。
竜一と同じ日に行方不明になっている子供気になるな〜。その子に臓器移植していたとか?もしくは、その子の臓器を竜一に移植してた?
→組長!!いくら組の伝統守るとはいえ、他の子供を自分の子供と偽って戸籍上死んだことにするなんて……
緑と赤ってことは、色彩の疾患があったはず、全部グレーっぽく見えてしまうやつ。
→色覚異常でした。色覚異常が基本的に男にしか発現しないのは知らなかったです。X鎖が重要なんですね。
そんなこと考えてたら、この『血脈』というタイトルは、最初は臓器の記憶のだけかと思っていましたが、血筋を重んじる鰐口組、近親婚の故の色覚異常、さらには、兄である翼の登場。色んなところにかかったタイトルなんだ!と思いました。相変わらず翼の読心術はヤバい。近くにいたらメンタルボロボロにされそう(笑)
クライマックスのところでは、ちょっと目頭が熱くなりました。竜一なのか彰二なのか。組長を手にかけてしまったら自分も竜一として組の渦中から抜け出せなくなってしまう。そして、『血脈』に囚われず、彰二としての行動をとってくれて感動しました!それにしても組長!ひどすぎる!!
思い返せば、北川彰二は一人息子なのに「二」が入っていることと、竜次郎の臓器の適合が完全一致だったことから、兄弟というワードに辿り着いても良かったんですね。「ナイトメア」の方にばかり目が向いてしまったのですが、ここでもやっぱり「血脈」が関係していたんですね。しっかり翻弄されました。感想の序盤で「臓器の記憶がテーマ」とかちゃっかり書いてますもんね(笑)
非常に完成度が高く気持ち良い読後感を味わえました。シリーズものでずっと続いているのもすごくありがたいです。本作で20作品目!これからも楽しみにしています!!!
Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ第20弾。心臓移植を受けた医学生、北川彰二は手術後、誰かに森の中で襲われ、頭を殴られる夢を見るようになった。天久鷹央は小鳥、舞とともに調査をはじめ、謎を解き明かしていった。今回は赤と緑の区別がつかない色覚異常、男の子に遺伝とよくでてくる話なのでわかりやすかった。ひとの心を読む妖怪、精神科医の鷹央の兄が登場。北川彰二の奥底に仕舞い込んでいる記憶まで強引にすくい上げることによって記憶が呼び覚まされ、もう少しで新たな事件が起こるギリギリのところで鷹央と小鳥、舞が止めることができた。よかった。
Posted by ブクログ
そうでなければいけない
視野の狭い
何かにとらわれた
信じられない母親
囚われすぎて
守ろうとしたものを自分壊してしまう。
大切なものとは何か?
ゆっくりと考えて
Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ。
「臓器の記憶」という言葉は知らなかったが、
心臓移植を受けた人が、
心臓の元の持ち主の記憶をもったり、
人格を引き継いだりすることがあるという話は聞いたことがあった。
「臓器の記憶」を是とする結論にはならないだろうとか、
心臓移植をさせるためにドナーは殺されたのかしらとか、
やくざの家の錦鯉の色がよくわからない話と
パイロットを目指したけど挫折した話で色覚異常がからんでくるなとか、
子供のすり替えが起こったのだろうとか、
かなりの部分が予想がついたが、相変わらずの三人組で面白かった。
やくざの組とその伝統を守るためという動機は、全然思いつかなかったし。
鷹央たちがやくざの組長の家に乗り込んでいるところや、
鷹央と偽コロンボこと桜井刑事がコロンボ談義をするところが良かった面白かった。
Posted by ブクログ
心臓移植を受けた北川は自分を襲ってくる記憶に苛まれる。心臓移植をしてくれたドナーは暴力団の若頭であった。臓器による記憶の伝達はあるのか。
鰐口組の伝統に雁字搦めになっていた女性組長。心臓病を患った病気になったら不要とばかりに長男を殺して次男が部下の城ノ内に殺されかけたら脳死にむりやりさせて死んだはずの長男に心臓移植をさせる懸けにでるとは。
北川が翼によって催眠術を掛けられて蘇った記憶から真実を知り元母を監禁し殺そうとした時の鷹央の説得は良かった。産んでくれたあとの憎しみより育ての愛情に感謝して、養子縁組した現在の親の北川家にバンザイですね。
Posted by ブクログ
心臓移植された人の記憶を夢に見るなんてことがほんとにあるのか…?という謎から始まり、さまざまな情報を集めて真相が見えてくる。お馴染みのパターンではありますが安定感があり楽しめました。ヤクザの人たちの筋を通すみたいな思考回路よくわかんないですよね。本人たちは必死なんだろうけど。医学生くんが最終的に罪を犯さなくてよかった。ああいう説得もできるだなんて成長だ。
鷹央先生のお兄さんも大概妖怪じみてて似たもん兄妹なんだなあと思いました。これからも出てもらって鷹央先生とやりあってほしい(笑)