あらすじ
「おまえもひとりぼっち?」
都会の人間関係に疲れて田舎へ越してきた伊月。
叔父に管理を任された古い家の裏山には、
朽ちた神社があった。
山に迷い込んだ伊月が、
異形の獣に襲われているところを助けたのは、
狛犬の化身だった。
彼は伊月に「未来永劫お前は私が守ろう」と告げ、
更にはひとりはもう嫌だと迫ってきて……!?
※本書は「MARBLE COMICS」より発行された『月はみちかけケモノの
恋』を加筆修正し描きおろし漫画などを追加収録した新装版です。重複購入にご注意ください。
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切なく哀しく啼泣…
新装版も、増量されたページが読みたくて購読しました。巻末Side Storyが3本とShort Storyが1本、旧版から追加されていました。大満足です… ありがとうございます!
攻めくん、最期まで頑張ったと思います。受けくんと再び会えることを頼みにしていたと思いますが、受けくんが攻めくんに注いだ愛の深さや大きさを感じられました。ココアを、飲みながら周回してこようと思います。
心温まるとても良い作品でした。
こういった作品は比較的人外側の何かしらの力で永遠のときを一緒に生きるパターンが多い(もちろんそういった内容も好き)ですが、この作品はきちんと人間側の伊月が寿命を迎え、その後も狛は伊月と過ごした日々を心の支えに生き続けて最期を迎えるパターンだったので、現世ではなくてもまた2人が再会出来て良かったです。
新装版
野白ぐり先生の作品の中でも大好きなお話です。狛がずっと姿を保ったまま最期を迎える事ができたことで、年月を経てもお互いを大切に想いあって穏やかに過ごしていた事が想像でき、何度読んでも胸が熱くなります。
書き下ろしが読みたすぎて新装版も購入しました。本編後の日常の一片で、それもまたこの2人のお話っぽいなと思いました。私もカフェのお客さんになりたい!