【感想・ネタバレ】哲学の謎のレビュー

あらすじ

私が死んでも世界は続くだろうか。理由は? 「時が流れる」のは本当か。他人に意識があるとなぜわかる? 実在、知覚行為、自由など哲学の根本問題を専門用語ではなく日常生活レベルで考察する画期的対話篇。(講談社現代新書)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

無限論の教室も執筆した野矢先生の哲学書。
対話形式で描かれているので大変読みやすい。

言葉の定義を再度考えさせられたり、人の世界と自分の世界は独立しているのか、どのような行動がそれをそれたらしめるのか。
などなど考えることが好きな人にとっては永遠に解けない言葉の謎が詰まっているためぜひ読んでほしい

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2016年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自己対話で進む。問いを立て、自分で考えた答えに自分で反論しながら考察を深めてゆく様子がおもしろい。複数の切り口で挑み、矛盾が生じて詰むこともしばしば。仕切り直してまた考える。哲学的な思考方法に慣れないながらも学ぶ箇所は多い。他人が見ているリンゴの色は、本当に自分が見ているそれと同じか。常識は環境次第で変わる。何事も常識だからと妄信せず、常に疑う余地を残しておくことの重要性がよくわかる。

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2023年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

哲学とはどういう学問なのかがわかる、すごくわかりやすい入門書でした。哲学に漠然とした興味があったが、もっと勉強してみたくなりました。メモを取りながら熟読というのではなく、サラサラと呼んでしまったので、細かな内容までは覚えていませんが、哲学を学ぶ取り掛かりとして十分良い本だった思います。

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2019年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分が見ている赤色は他の人が見ている赤と同じなのか、この世界が五分前に作られて、記憶も後付けでないと証明できるのか、など、誰もが一度は考えたことのある問題についてあれこれと考察する。

何かの結論を出す、というものではないが対話調で進んでいって、様々な角度から考えるための基礎になる本

・奥さんが洗濯物を洗濯機に入れて、その後は横になってTVを見ている場合であっても「洗濯機が洗濯をする」とは言わず、「奥さんが洗濯をする」と言う。行為の主体というのは動力の担い手ではなく意図の担い手ということになる

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2016年03月19日

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