【感想・ネタバレ】不確実な時代を生きる武器としての憲法入門のレビュー

あらすじ

誰もが一度はどこかで出会う日本国憲法。
「むずかしい法律の話で、自分には関係ない」と考える人も多いはずです。
しかし実際は大地震、カルト宗教、ブラック企業、生成AIなど、身のまわりの問題と深く関わっています。
法律家である著者が携わった事例やさまざまな社会問題を通して、実は「役に立つ」憲法という視点から日本国憲法を学ぶ入門書です。

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Posted by ブクログ

2025.04.09
わかりやすく憲法について教えてくれる一冊。薬科大学で人気となっていることも納得。
基本的に主張に異論ない。しかし、国防と憲法9条については憲法の解釈に異論はないが、自衛隊の必要性には筆者の意見に反対する。
平和主義において日本はリーダーシップを取れると主張し、それにも納得するが、79-80ページに述べられるような紛争後のインフラ整備を日本が積極敵にやるのも賛成。
だが、それをやるにしても一定以上の治安が維持されていないと整備に従事される方々の安全が確保できない。
それは日本には軍隊がないので他国の軍隊に守ってもらうというのではあまりに無視が良すぎる。この部分を描写したイラストがまたそういう「イイところ」だけを抜き取っているのでさらに誤解を招く。紛争地域のインフラ復興支援は口でいうほど簡単ではない。その甘い捉え方にはどうにも納得がいかない。

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2025年04月09日

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