あらすじ
PERTは日本でも大きな反響をよんでいるが、本書はこの問題を一般向けするように、実に巧みに扱っている。それは実際適用面で未開の地を切り開いてきた体験と、幅広い教養を持ち合せた筆者の容易ならぬ手腕力量によるもので、そこが単なる理論の紹介からは得られない本書の特色といえる。(ブルーバックス・1905年4月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
"昭和40年、1965年が初版。私の手元にあるのは第75刷発行(2011年11月)のもの。今でもしっかり活用できるPERT Performance Evalution and Review Technique について書かれた本。
プロジェクトを工程、時間、人、物、金を統合的に見える化し計画的に遂行するための道具。
本格的に学ぶことで、今後の人生で役にたつだろう。"
Posted by ブクログ
古典ではあるが、それだけに多くの人に読んでもらいたい考え方の基本。物事を進める際の依存関係グラフの重要性を説いた本である。Critical pathの語源がたどれるロングセラー。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
PERTは日本でも大きな反響をよんでいるが、本書はこの問題を一般向けするように、実に巧みに扱っている。
それは実際適用面で未開の地を切り開いてきた体験と、幅広い教養を持ち合せた筆者の容易ならぬ手腕力量によるもので、そこが単なる理論の紹介からは得られない本書の特色といえる。
ピカソが出たり、天下取り3人男(信長・秀吉・家康)が登場するなどウイットのある文章で誰にでもわかりやすく書かれているので、どの分野の読者が手にしても、豊富な話題に魅せられて一気呵成に読んだあと、〈これはおもしろい〉・〈これは使える〉ということになろう。
[ 目次 ]
1 PERTが生まれるまで
2 PERTはネットワークで始まる
3 FLOAT(ゆとり)について
4 クリティカル・パス(問題の経路)の話
5 日程の短縮について
6 フォロー・アップ(計画の追跡)
7 3点見積りと確率
8 PERTの真価はどこにあったか
9 PERTはどのように使われているか
10 新しい手法の導入は慎重に
11 ネットワーク手法の展望
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
PERT図、CPMを学ぶために読んだ。しかし、PERT図、CPMの詳細はIを参照となっていて、がくっときた。Iの入手待ちとなった。
IIの内容的には、日本人の計画ベタを説き、部分最適で全体を見据えていないことが問題であることを繰り返し説いている。自分がまさにそういう状態にはまり込んでいるので、まさに我が意を得たりという感じで、やる気をかき立てるのには、役に立った。
Posted by ブクログ
以前読んだ本の参考文献として紹介されていたので、ふと興味を持って購入。
本を読む前は、
『PERT法は有名だけど、自分の職場(IT分野)では、何故使われていないのだろうか?』
と思っていましたが、読み終わった後、何となく分かった気がしました。
それは、"この手法をきちんと適用するのは難しい"、ということ。
なぜなら、自分の職場、もしかしたらIT分野は全般的にそうかも知れないですが、担当する要員によって、所要時間って大幅に変わっちゃうんですよね。そうすると、PERT法の肝である、所要時間を積算すること自体が、あまり意味をなさないわけで。
但し、プロジェクト自体をネットワークで表現する、という手法自体は、大いに参考になりました。例えば、工期短縮時の注意点、3点見積もりの考え方、教育資料として利用、等々。
『これからは適宜PERT図を作成してみようかな?』
そう感じることのできた、いい本でした。