【感想・ネタバレ】ねえ、ろうそく多すぎて誕生日ケーキ燃えてるんだけどのレビュー

あらすじ

心の中や世の中に対するもやもやを言語化し絶大な支持を持つ著者が、「自分らしく生きること、自分を愛して生きること」の一環として美容やライフスタイルを語るエッセイ集。誰にでも起こる心身の不具合やエイジズムを乗りこなすために、自分の手で自分が気に入る生き方をどう求める? 視界がパッと晴れてくる爽快感と、一歩踏み出す勇気が得られます。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
なかなか面白かったです。
そして、これは逆に独身未婚中年男性がこういうこと書いてもおもしろくないんだろうなと思いました。
以下、自分に響いたことを備忘録的に。

自分の事を大事にしないと人は寄ってこない(p120)というのはまさにその通り。
自分は小さい頃にあまり褒められなかったこともあってどうにも自己肯定感が低く卑下しがちなんですが、それは他人から見たらいじけているように見えるだけと気が付き、普段なるべく笑顔でいるよう心がけています。
おっさんが笑ってても気味が悪いかも知れませんが(笑)。
「せめて、我々氷河期世代は楽しそうな姿を見せていきたい」(p135)というのも同じ感じ。もっとも、氷河期世代に憧れる若者はいないでしょうけど。

女性が同じものさしで測られて傷ついてきた(p131)というのはまさにそうなんだろうなと思った。これは男性も同じといえば同じですが、圧倒的に女性が不利なのは明白。男性への風当たりはやはり女性ほどは強くないのです。
(自分はさんざん「男らしくない」「男のくせに」とは言われましたが)

その点の男性版で言うと、上海蟹を食べに行ったら隣の男性二人がひたすら、俺はいくら稼いでるというマウントの取り合いをしているのを聞いてしまった、というのがまた非常に面白い。かくにも男性は、そういうところでしか自分の位置を確認できない生き物なんでしょうね。

いちばん心に残ったのは、「失敗はしても、失敗作にはならないだろう」(p137)という言葉。これは老若男女誰にでも当てはまることだと思う。
「やらない理由はいくらでも出てくる」(p142)もそう。

ジェーンさんは年々生き方が輝いているように見えます。
ジェーンさんの文章を読んでいると自分が元気をもらえるので、今後もジェーンさんの本を読んでしまうんだろうなと思いました。
自分も思っていたのとはかなり違う人生で落ち込むこともあるけれども、でも人生楽しんでいこうと思わせてくれました。

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2025年11月30日

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