あらすじ
印象操作、派閥、権力争い、ゴマすり、社内人脈、根回し…
世界の学術研究に基づく「理論・フレームワーク」
経営学者が、研究成果に基づき「ビジネスパーソンに必要な政治力」を読み解く
【目次】
第1章:あなたの周りの社内政治
第2章:「日本だけ」ではない社内政治
第3章:そもそも社内政治とは?
第4章:リーダーシップとしての社内政治
第5章:ビジネスパーソンに必要な政治力
第6章:社内政治を分析する
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Posted by ブクログ
社内政治というおよそ経営学とは相容れないようなテーマに対して、真正面から学問的なアプローチを展開するのが本書の目指すところだろう。考えてみれば「政治学」という分野がしっかり学問分野の中には存在するのだから、取り上げるのだってちともおかしくない。
そして本書では「うちの会社は政治ばっかりだ・・」と言った愚痴を集めるのではなく、社内政治とそもそもどのようなことを指し、それがパフォーマンスの発揮やビジネスに対してどのような影響を与えているのかといった”役にたつ”内容を丁寧に説明してくれる。
何より本書が実務的に意味があるのは、組織がある以上政治は避けられないものであるといった前提を明確にした上で、「良い政治」と「悪い政治」の2つの方向性があり、どのようなことを気をつければ良い政治を実施することができるのかということが明確に書かれているということだ。
社会人を数年やれば、単に良い成績を上げれば昇進をしたりあるいは良いポジションを得られるわけではないということがなんとなくわかってくる。そのようなタイミングで本書のような、アカデミックなアプローチを通じて政治を学んでおけばもっと早く、あるいはもっと高いポジションを得られたのにと残念に思う人間が多いことだろう(自分も含む)