【感想・ネタバレ】いまどうするか日本経済のレビュー

あらすじ

「生産性が上がらないから賃金は上げられない」「少子化対策は無駄で、一人当たりの生産性があがれば良い」実状を黙殺し、都合の良い政策を乱発した結果、日本の三十年間が失われてしまった。不景気に怯えた企業は、溜め込んだ資本を海外投資したものの、その利益は、外国人の株式取得を通じて海外流出し続けている。なぜその利益が家計に還元されてこなかったのか。一九九七年の金融危機以降、間違い続けてきた日本の経済政策を分析し、今こそ押すべきリセットボタンを提示する。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

企業の内部留保が蓄積する一方、労働分配率が低迷して賃金が上がらない…そんな現状にちぐはぐな政策が重なった日本経済の袋小路に処方箋を与える。MMTにも緊縮にも距離をおき、人口減少による財政継続性への懸念が最大の問題とする論旨は明解で説得力がある。人口減少の利点や海外労働者の展望にも踏み込んで欲しかったとも思うが。(なお、本書で盛んに推奨される少子化対策だが、対策を打てど結果が出ないのが先進各国の状況だろう。その点の言及も欲しかった)
図表も多く、あまり硬くない文章も良いのだが、以下の点が気になった。

各章に置かれるエピグラフが意味不明すぎる。分かる人には分かるのか?
突然新規な用語が現れて何の解説もなく次に行く展開も多い。
この手の新書にしては誤字が多い。
頻出する箇条書きでのまとめも収まりが悪くて頭に入りにくい。箇条書きを多用するならもっと簡潔にすべき。
中身は星4つだが、減点せざるを得ない。

0
2026年01月04日

「ビジネス・経済」ランキング