あらすじ
人生の中盤戦になり、これからどう生きていこうか悩んでいませんか? でも、ただ悩んでいても何かを決断することはできません。だからこそ、自分を見つめなおして、よりよく生きるための術をたった一人で考え切る。マルクス・アウレリウスなどの哲学者たちの言葉には、人生のヒントが詰まっている。これまでもこれからも私は私のままで生きていくために必要なことがこの一冊にある。
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Posted by ブクログ
普段薄っすら思考していたことが明らかになっている点と新たな気づきや視野が広がった点がありすぎて大量にメモを取ることに…そしてずっと耳が痛い。繰り返し読む本にしたい一冊。参考文献も読みたい本だらけでした。
他者理解についての一文が響いたので載せます。
他人の中に入っていってその人の内面に触れ、魂を視き見ることではなく、その人の外側に立つしかできないことを謙虚に認め、その違いを肌で感じていく過程だったかもしれないといっている。
Posted by ブクログ
若いころと比べ、年齢を重ねるにつれて脈絡なく考えるケースが多くなってきました。
最初はキャリアや健康、親兄弟など家族のこと、しかしそこからスケールが徐々に広がり、今後の人生について考える機会もたびたび。
そんな中にあってふと出会ったこちらの著書はタイトルだけで刺さりました。
本書では一人になってじっくりと考える(自省)ためのヒントやポイントが記されています。
マルクス・アウレリウスの「自省録」を読んだことがあれば、そこから多くを引用している本書はとっつきやいでしょう(それ以外にもストア哲学をかじっていれば同様に感じるかもしれません)。
何か軸を設けて順序だてて書かれているというよりは、重要なポイントを取り上げて淡々と語られています。
そのためHow toというよりはエッセイのような感覚で読めます。
しかし淡々と描かれてはいますが、1文1文を読み解き、それに込められた意味を考えされられる文章です。
何となく哲学書のような趣があります。そのため一般的なビジネス書のように速読するのが難しい印象です(一般的ビジネス書は章立てや文章、色使いなど最大限読みやすく工夫されているので当然ですが)。
そのため休日の昼下がりや、平日の寝る前などにじっくりと読んでみて、岩に雨滴が染み込むように吸収する味わい方が適していると思います。
Posted by ブクログ
自省とは、困難から目を逸らさず考え抜くことだ。
まず問題を切り分ける。自分で対処できないことは考えなくていい。自分がすべき行動が、善か悪かを判断軸にする。
考え抜くために、タイパを手放す必要がある。電子書籍や音声読書は情報だけを抽出した結果だ。表紙、紙質、行間——作者が込めたものの何割が残るだろう。
そして、書く。言葉にすることで思考は抽象から具体へと再構築される。
何かの助けを求めすぎず、まず1人で対話しよう。
Posted by ブクログ
考えることをしていないかも、と思い手にした。内省の必要を感じているということだろう。
先日、若松英輔氏のお話を聞く機会があったが、同じことを言っていた。読書すること、書くことの大切さ。それをいかにも岸見一郎さんらしく、表現されていて、若松英輔氏との対比も手伝って、興味深く読んだ。
嫌われる勇気、アドラー心理学そのものが、過去を変えることはできないが今、これからは変えられる、だけどそれはやはり容易いことではないから厳しく言うね、というスタンス。自省することも大変なのだ。自分で考えたように思っても、それは本当に自分の考えと呼べるのか。誰かの意見に左右され、分かったつもりになって、自分の意見のようにしていないか。
私はちゃんと私の考えを持っているのだろうかと不安になる。そして、変わりたい、変えたいと思っているだけで、何も変わらないことを外部のせいにしがち、というのも痛いところをついてくるなぁ、と思いながら読んだ。今ひとつ、詰めが甘い自分を自覚。読書すること、生きることは大変だ。
自省録が読みたくなった。
Posted by ブクログ
考えるとはどういうことか、自分で考えることがなぜ必要か、考えるとはどのように行うのか。
日常で発生するあらゆる考えや、今後の読書の質が変わるような本だった。
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』を読んで、わたしにも先生がいればいいのに、と思った人はぜひ読んでほしい。
先生を自分の中に持てるようになる、かもしれない。
Posted by ブクログ
自省の方法が書かれいる本でない。ここ注意。
自省をしようと既に思っている人には不要。では、どんな人向きかと言われると「自省しない人向け」だが、そんな人が手に取るはずがない...
Posted by ブクログ
個人的には結構当たり前のことが書いてあって、あまり刺さり切らず。
最終章は、当たり前だけど言語化するのが難しいことをきちんと書いてくれていてとても良かった。結局「言語化までできるか」どうかは「考えてるだけ」からちょっと差別化されそう。
趣味が健康を自称しているが、俺と真逆の人間が「ほんとうに健康な人間」と書かれていて笑った。気をつけます。
「その病気のゆえに、少しでも身体に異常を感じたら、診察を受け、問題があれば、手遅れになる前に、必要な措置をとることができるだろう。こうして、病気であっても、身体からの呼びかけに反応する人は、ヴァン・デン・ベルクが逆説的にいうように、「ほんとうに健康な人間」(『病床の心理学』)になり得るのである。」P164
本書で出てきた、自省録より引用の良いフレーズ
「自分自身の魂の中よりも静謐で煩わしいものが少ない場所はない」P150