【感想・ネタバレ】飲中八仙歌―杜甫と李白―のレビュー

あらすじ

悪政による貧困がはびこる唐の世、仕官を願う杜甫は、花形詩人の李白ら、憧れの酒豪と出会う。型破りな酒仙たちとの交流を通じ、杜甫は「国破れて山河在り」の境地に辿り着き、民のために皇帝に諫言することを決意する。不遇をかこちながらも志を貫いた大詩人の夜明けを活写する、中華烈伝エンターテインメント!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

世俗の権力や規範に縛られない「狂」という概念
儒教的理想と、腐敗した政治、戦乱の現実
「狂」を通してしか生き延びられなかった時代の体温を、そのまま流し込んでくる物語の体感が凄まじい

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
天宝三載(744年)から天宝十五載(756年)の唐代が舞台。
飲中八仙歌という唐の酒呑みたちを題材に杜甫が詠った詩に因んで、杜甫と彼らの関わりを書いた作品。

・感想
李白と杜甫については名前しか知らず、有名な「国破れて山河あり」が杜甫の作品だと言う事も忘れてたレベルの知識しかない、ていうか李白と杜甫って時代が被ってた事も知らなかった。

結構ダイジェスト読んでる感じだったかも。
「李白と杜甫」という副題がついてるけれども、李白の杜甫への興味関心の描き方が「ジャンルもカップリングも知らない同人誌を読んだ気分」と同じだった。
作者の中では李白⇄杜甫間に互いに巨大感情があるんだろうけど、読んでる側は唐突すぎて戸惑いを覚えた…。
李白パートの最後、李白と杜甫が酒場で出会った場面も運命的な出会いを演出したかったんだろうけど、杜甫の声を聞いただけで「肌が粟立った。この男こそ太陽。眠っていた体の隅々が覚醒する」なんて描写がされててちょっと笑ったw
そして物語のラストに「杜甫が李白の帰る場所、居所だ」とか書かれても「えっそうだったっけ?」ってなった。
これまでの物語の総括にそのセリフを持ってくるのはちょっと強引じゃないですかね?などなど。

李白と杜甫にするには二人の関係性の描写が物足りず、かといって八人の酒仙を描くにも物足りず。
杜甫▶︎李白はわかるんだけどさ。
副題は要らなかったのでは?と思ったけど、作者はそこを描きたかったんだろうからなー。
真面目な杜甫と型破りな李白、そんな正反対な二人が詩で通じ合う…いいよね、わかる。
文献等から拾える歴史の合間をいかに妄想力で補うかがこういう作品の面白さだなんだろうけど、作者の嗜好が強いな、と思ったかも。

あと古代中国が舞台なのに登場人物の中身が「現代日本人女性」だなというのも感じた。
古代中国人の精神性なんて全然わからんけども。

総じて「全然知らないジャンルの全然知らないカップリングの同人誌」を読んだなーって印象。

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2026年04月19日

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