あらすじ
一人の少年、一つの家族、二つの十字星、そして無限の愛。
旭川で生活を送る佐竹家。昭和気質な父竜司、高校時代から彼を支える母詠美、絶賛反抗期の亜沙美、サッカー少年の竜星の4人が日々仲良く暮らしている。竜星のサッカーの試合を観戦していると、ラフプレイを受けた竜星が背中の痛みを訴えて動けなくなった。最初はただの怪我に違いない、とたかを括っていたのだがーー宣告されたのは余命半年というあまりにも残酷な現実だった。小学生の竜星に事実を告げるか、否か。悩み、惑い、泣き、魂の痛み(スピリチュアルペイン)に寄り添った家族の軌跡。
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Posted by ブクログ
めちゃめちゃ泣いてしまいました。
2025年終わりも近づいて、まだこんな作品があったのか…!と衝撃を受けました。
これは物語だけど、
物語じゃなくて実際に経験している人、した人がいるはなし。大人であっても、なぜ自分が…と思ってしまうがん。ましてや幼い子供がかかるなんて、本人も家族も想像できないぐらい辛いことだと思います。
こんなに医療が発展していても、まだまだ治すことのできない病気があるということを改めて思い知らされますし、それが自分の家族だった、自分の好きな人だったときの衝撃たるや。
先日もがんで亡くなられたまだ学生の方が、
X上で様々な人に影響を与えていました。
なのでこの作品が世に出るのは、個人的にはすごくタイムリーだなと思います。
しかし実際に、当事者となるような方々が読むのはすごくしんどいのではないかと感じました。けれど、当事者のまわりにいる人たちには読んでほしい。作中では千羽鶴の話が出てきましたが、当事者が求めているのはそんなことではないと気づいてほしい。彼らが悩みに悩んで決めた決断を、容易に否定しないでいたい。
そういう考え方をできるように、読んでおくべき本だと思います。
Posted by ブクログ
野球を題材にした小説が得意なイメージの強い元スラッガーの朝倉宏景さんの新刊
野球と離れたと思ったらゴツい剛速球を投げ込んできやがった
一応蓋するが、ギリネタバレにはならんのちゃうかと個人的には考えている
旭川に住む四人家族の物語
大工のお父さんは元サッカー小僧で激熱のちょいウザ
お母さんはそんなお父さんをうまくコントロールする元サッカー部のマネージャー
13歳の長女は反抗期真っ只中でお父さんと喧嘩ばかりだけど弟にはいいお姉ちゃん
そして10歳の竜星はサッカー少年で誰にも好かれるよい子
しかし竜星は小児がんに冒され余命半年と告げられてしまうのです
そして家族は竜星に余命を告げる決断をくだすのです
マ、マジか…(゚A゚;)ゴクリ
悩み苦しみながら絆を強くし、死と向き合う家族の姿が描かれてゆくのですが…
マ、マジか…
マジなのか
告げる?余命
10歳の子にあと半年って言う?
いやー、難しい
つかわからん
ぜんぜんわからん
それっていいことなん?
もちろんもう家族はみな、そして恐らく作者自身も迷いまくっている
恐らくこの「迷い」を描きたかったのかとも思う
わからん
ちょっともう自分に当てはめて考えるのも無理
わからん
いや、マジか言うてるくらいだから、たぶん否定的なんだろうな
だって10歳
いやでも10歳微妙やわ〜
たぶん気付くだろうしな
いや〜わからん
やっぱぜんぜんわからん
Posted by ブクログ
旭川で生活を送る佐竹家。
昭和気質な父竜司、高校時代から彼を支える母詠美、絶賛反抗期の亜沙美、サッカー少年の竜星の4人が日々仲良く暮らしている。
竜星のサッカーの試合を観戦していると、ラフプレイを受けた竜星が背中の痛みを訴えて動けなくなった。
最初はただの怪我に違いない、とたかを括っていたのだがーー宣告されたのは余命半年というあまりにも残酷な現実だった。
小学生の竜星に事実を告げるか、否か。
悩み、惑い、泣き、魂の痛み(スピリチュアルペイン)に寄り添った家族の軌跡。
Posted by ブクログ
途中からもう誰目線で読み進めていいのか全く見失ってしまい、でもページを捲る手が止められず…号泣しながら一気読み
初めて「スピリチュアル」という単語を素直に受け入れられたかもしれない
泣き過ぎてちょっと頭が痛いし、明日は絶対目が腫れるけど、読めて良かったと心から思える一冊だった
Posted by ブクログ
あの本、読みました?」の医療小説特集で紹介されていた一冊。
小児がんで余命半年と宣告された10才の息子に宣告するかどうかが物語の主軸。
息子の強さと優しさに甘えてると義父(子供からは祖父)に言われる父親。まさにその通りだと思ったし、告げることは子供に嘘をつきたくない、自分が悪者になりたくない保身だとも思ったし、今回、余命宣告できたのは大人びた子だったからで、本当はこんなにうまくいくのか、チャプレンみたいな結末を迎える場合が多いのではと考えてしまった。
最期といいちょっと出来すぎなのではと。
冷めすぎですかね。
とはいえ、ハンカチいやタオル必携、ティッシュは箱で準備。最初から最後まですごく泣きました!
Posted by ブクログ
すごい泣きました…
亡くなることは当たり前に悲しいんですけど、いちばん泣けたのは、竜星くんが幸せだった、ありがとうって旅立てたことです。
竜星くん自身もそうだし、家族、真子ちゃんや先生達、周りの人たちがみんな前向きで強くて、誰かひとりでも欠けてたら竜星くんは幸せに旅立てなかったんじゃないかな…とか色々考えてしまいます。
読んでる最中はずっと苦しかったです。
でもやっぱり、ただの読者である私には、余命宣告された人の本当の苦しみや恐怖、その家族が抱えるものの重さを100%理解することはできないんだと思います。きっと「あなたに何がわかるの?」ってなりますよね。
でも、ただの読者の私でも、この家族の強さや絆の深さに胸を打たれたし、励まされたり、力をもらうことができました。
この家族のように自分も強くなれるかな、そんなことを考えさせられる物語だと思いました。