【感想・ネタバレ】チア男子!!のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年01月16日

氏の作品で、ストレートなスポーツ小説は珍しい。男子チアを題材に選び、けっこうなボリュームともあいまって別の人の作品を読んでいる気分になる(表現の瑞々しさは失われていないが)。あとがきにある「負の感情」が少ない作品。物語を構成する上での純粋にハルと一馬の葛藤にフォーカスされるし、後半は読み進めると止ま...続きを読むらない。スポーツ小説も好きなので、読み進めるうちに自分も、バク転などがしたくなる。

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Posted by ブクログ 2024年04月22日

チアメンバーが7人から16人になったとき正直人数多いなと思ってしまいました。心情が書かれないメンバーもいたので、まぁ16人もいるしな…仕方ないよなと思っていましたがそうではなかった。コーチの「最後の儀式」でメンバー全員の思いを知れました。あのノートには登場人物全員の辛い、苦しい、悔しい、超えてやりた...続きを読むい、頑張りたいという想いが赤裸々に綴ってある。演技を通しながら一人一人の想いを読んだとき、もう一度この本を読み返したくなりました。
それから、今回の話で1番成長を遂げたのはイチローだと思っています。できない人の気持ちが分からない、なんで出来ないと考えていたイチロー。「そんなの感覚でできるやろ」とトンに言っていたイチロー。そんな彼がチアを通じて歩み寄ることができた。1番の成長だと思います。

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Posted by ブクログ 2023年05月08日

朝井リョウ11作目。有名どころで気になっていたものの分厚くて敬遠してましたがやっと読みました。後半のノートを公開することでメンバーの全員の視点や葛藤がまとまって描かれていて、構成が上手だな…と思いました。(誰)
団体競技もので『風が強く吹いている』も最近読んだのですが、『風が強く吹いている』の爽やか...続きを読むな青年たちにくらべ、弦とイチローのやや屈折した感情も丁寧に描いているのが朝井リョウらしかったです。一馬と晴希のまっすぐな絆も良かった。一馬はずっと切なくて、特に、家族に見てもらうためにチアをやるんじゃなくて、家族を忘れないためにチアをやると決意した最後にはうるっときました。

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Posted by ブクログ 2023年02月23日

青春スポーツ小説!
登場人物が皆個性豊かで良い子。
溝口の名言はグッとくるものがあったなぁ。
モデルとなった早稲田大学の男子チアの動画を見たら、めちゃめちゃ凄かったし、チアの描写のイメージがしやすくなった。
皆が色々な気持ちを抱えながらも、仲間と沢山練習し、過ごす中で一つにまとまるのがベタなんだけど...続きを読む良い。ラストは感動…読み終わるのが悲しかった。もっと皆のこれからを見守りたい気持ちになる。
映像化されているようなので、そちらも気になる!

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Posted by ブクログ 2022年08月12日

娘もチアリーディングを習っているので、小説の中の光景が頭に浮かんで感動した。
チアリーディングは、この話にもあったようにみんなの掛け声やダンスをしている時のキラキラした笑顔、スタンツの仲間を信じる姿にとても感動する競技であると思います。
スタンツのトップの子が、最初は怖くてベースの上に乗りながら足が...続きを読むプルプル震えていたけれど、練習を重ねて本番では笑顔いっぱいで自信を持って演技している姿を見ると涙が出ます。
この小説でも何度もそういう場面が出てきて感動した。
なかなかバク転ができない悔しさ、スタンツのそれぞれのポジションでの葛藤や怖さ。仲間との一体感を感じられる事など、上手に描かれていた。

☆メンバー全員そばにいる。俺の母さんも父さんも、ザキさんも、柔道部のみんなも、ハゲ店長もコーチもみんないるんだ。だからもう、一人だなんて言うな。

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Posted by ブクログ 2022年07月21日

橋本一馬(はしもとかずま)
十年前に両親を事故で亡くす。両親はチアリーディングをしていた。晴希とは幼馴染。命志院大学柔道部を辞めて晴希をチアリーディング部に誘う。

坂東晴希(ばんどうはるき)
命志院大学。四歳の頃、晴子の初試合を見て柔道を始めた。家に柔道の道場とジムがある。肩をケガ柔道部を辞める。...続きを読む一馬にチアリーディング部に誘われる。

坂東晴子(ばんどうはるこ)
晴希の姉。命志院大学の女子柔道部。全日本学生柔道団体優勝の実力を持つ。

ヒマワリ食堂店主
ツルツル頭。命志院運動部御用達。若い頃は命志院大学の学食の厨房にいたらしい。

ザキさん
命志院大学女子柔道部大将。

溝口渉(みぞぐちわたる)
命志院大学商学部。一馬の男子チア部募集のチラシを見て応募。実家は料亭。

遠野浩司(とおのこうじ)
愛称はトン。命志院大学文学部。ヒマワリ食堂巨大カツカレーの最短記録保持者。ま運動経験がなく、自分を変えるために男子チア部に入ることを決意する。

鈴木総一郎(すずきそういちろう)
商学部。関西出身で、関西弁を使う。元野球部。運動神経がよく、なんでもそつなくこなしてす。誕生日は4月2日。

長谷川弦(はせがわげん)
商学部。関西出身。元サッカー部。総一郎とは幼馴染み。

徳川翔(とくがわしょう)
イケメンでリーディングの経験者。7人目として加わる。私服のセンスが絶望的にない。

酒井千裕(さかいちひろ)
DREAMSの現役メンバー。体育の授業で鼻血を出した。

高城さつき(たかぎさつき)
命志院大学女子チアリーディングチーム「DREAMS」のOGでコーチ。笑いの沸点は低い。BREAKERSの専任コーチになった。

金田保(かねだたもつ)
愛称は金。金髪オールバック。

染谷夏生(そめやなつき)
愛称は銀。保を兄貴と慕う。

乗田大地(のりただいち)
愛称は銅。夏生同様、保を慕う。

安藤タケル(あんどうたける)
アフロヘアのお調子者。目立ちたがり。

鍋島卓哉(なべしまたくや)
特技はブレイクダンス。卓巳ととダンスチームを組んでいる。

鍋島卓巳(なべしまたくみ)
卓哉の2歳下の弟。

佐久間龍造(さくまりゅうぞう)
愛称はサク。少女のような高い声。

森尚史(もりひさし)
根は真面目なのだが、少々口が悪い。

陳子軒(チン・ズーシェン)
中国からの留学生。高城コーチが世話になっている中国語教授の息子。ひょろりと伸びる細身、坊ちゃん刈りの黒髪、切れ長の一重瞼。怪しい京ことばを話す。

高城さくら(たかぎさくら)
さつきの妹。SPARKSのメンバーだった。演技の最中に落下し、車椅子生活となる。

堂本仁(どうもとじん)
SPARKSのキャプテン。


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Posted by ブクログ 2023年05月17日

朝井リョウの作品はあまり読んでないけど、読んだ本は人間の嫌な部分にスポットを当てたものばかりだったので、青春真っ只中みたいな作品も書けるんだなと思いながら読んだ

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