【感想・ネタバレ】水域(下)のレビュー

あらすじ

少年・スミオとその父が住む“夢の村”。他には誰もいないその村に、母親や友達が大勢戻ってきた。若い頃の姿をした千波の母は、千波に「ここは今はもうない場所だ」と教える。その直後から、千波は、朝目覚めても元の世界に戻れなくなってしまい……。――すべてを知った時、人々は自分が居るべき場所を悟る。

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懐かしく悲しい物語

何故だか懐かしく、ちょっとゾッとするような…そんな物語。
絵の雰囲気はほんわかしてるのだけど、少しだけ恐くて、悲しくなった…。
実際にあったかのような、無いようなお話。

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2019年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私は比較的都会な場所で生まれ育ったので、自然はありますが、自分の住処を行政の命令により立ち退かなくてはならなくなったことはありません。
自分の住んでいた場所を自分の意思ではなく、誰かの意思で奪われるというのはとても辛いことなのだとこの漫画を通して学びました。
もちろん今回のテーマはダムの建設ということでしたが、東日本大震災を始めとする災害によって家がなくなった人にも思いがあるんだろうなと思います。
住んでいた場所を失うということはその場所にあった思い出までも失うということ、しかし、ダム建設によって揺れ動く人間模様は決して誰にも止められないというのが奥が深いと思います。
お金を積まれたら別に他の場所に住んでもいいと思う人がいるのも当然ですし、お金以上の思い出という価値をその土地に抱いている人もいます。
結局自分以外の人による決断というのはいつだって悲しく、辛いものなのだと思います。
それでも、未来に向かって歩き出すのです。
その辛い思い出を共に抱えながら。
そんなお話でした。

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2020年12月08日

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