あらすじ
原発事故から半年あまり。いまだに残る放射能の恐怖。進まない復興・除染作業。苛立ちが募る中、故郷に帰れる予定すらたたぬ状況下で仮設住宅に暮らす避難者たちの生活を垣間見た芙美(ふみ)たちは、復興に向けて自分たちができることは何かを模索し始める。そして、震災から1年。卒業を迎えた四人の女子高生たちが見つけ出した、復興への、未来への選択とは……。福島の女子高生たちの1年間の物語、ついに完結。
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Posted by ブクログ
完結巻。
いくら考えても今の時点では何も答えなんて出せないよね・・・と思う。
このコミックは少女漫画として悩みながらも前を向いていく女子高生たちの姿を描いているので救われる。
読みながら、ニュースで見た現在の避難区域を映した映像が頭をよぎり、涙が溢れそうになりました。ただただ切ない。
このコミックスは完結をしたけど、現実はまだ続いている。目をそらしてはいけないな、と思う。
Posted by ブクログ
漫画喫茶にて読みました。
漫画の中の登場人物たちは答が出たけど、現実には震災うつ、震災自殺、風評被害などで苦しむ人達がいて、全てに対し結論付ける事はまだまだ、もしかして一生ないのかもしれない。
しかし、諦めないでほしい。
必ず朝は全ての人達に来る。
明けない夜はない。
忘れてはいけないことを教えてくれた作品です。
Posted by ブクログ
ここを離れてどこかに行ってみよう、ここから羽ばたいて違う世界も見てみよう~と思えるのは、帰る場所――故郷があってこそ。
そういうことを教えてくれた作品だった。
これからも福島の現実と向き合っていければと思う。