あらすじ
人気ブログ「金融日記」の執筆者であり、外資系投資銀行マンである著者が、日本人に欠けている「グローバル資本主義を生き残るための経済学」の知識を解説する本。いま正にホットな為替レートや国債など、マクロ経済学のテーマがすんなりと理解できる。前著同様のシニカルな文体で、気軽な経済読み物としても楽しめる。
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Posted by ブクログ
既得権益兼に縛られ、国民生活を第一に考えることができていない気がしています。TPPの問題も、一票の格差の問題、衆議院の議員定数についても。自由な競争のもとで、質は向上し価格は安くなってきたのが現実です。日本の農業を守るのではなく、発展させる!というアイディアが欲しいですよね。
これは教育に関してもそういえるのでしょう。能力に応じてステップアップできる、公平な教育が求められるのです。政府がすべきことは、資産に関係なく教育機会を平等に与えることだと思います。最低限のセーフティーネットを整えればよいのです。
Posted by ブクログ
ブロガーである藤沢氏が現在のグローバル経済で何が起こっているかを解説している。
中央銀行の役割や、なぜ世界中の通貨が連動して価値が上がったり下がったりするのか、がわかりやすく解説されている。そして、最後には藤沢氏なりの今後の日本がとるべき政策について論じられている。
頑張った人が報われるための規制緩和(法人税の引き下げ、関税ゼロ)、と、稼いでいる人、稼いでいない人も含めた平等な税の徴収(消費税の増税)等をすることによって、市場に徹底的に競争の原理を持ち込もう、というもの。国力の源泉は教育なのだから、今のような一度取ったら首にならない教員免許制度はやめ、競争原理を学校教育に持ち込もう、というのはとてもおもしろいと思った。