【感想・ネタバレ】千両花嫁 とびきり屋見立て帖のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

山本兼一さんの本は『利休にたずねよ』以来です
すごく好きで面白く、また読みたいと思っていたのに
なんとなく後回しにしていたら、亡くなってしまった
とびきり屋見立て帖シリーズは4作で終わってしまったらしく
それなら1作目から読んでみようと思いました
幕末の時代の新撰組や土佐藩士、坂本龍馬などを
町人夫婦の目から見、また道具屋での生活や
あの時代の京都の町の様子が生き生きと表現されています
これは、続きも読まなくちゃ

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2016年05月07日

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ネタバレ

時は文久3年(1863年)。将軍家茂が上洛を果たした年から話はスタート。まさにあの幕末の混沌が背景。装丁のイラストとは趣を異とする時代設定なれど、話が至ってのんびり調。新撰組、幕末の志士たち、歴史上の人物が、こぞって出てきても、エピソードのアクセント程度というところが気が抜けてる。時代劇ホームドラマ的なお話。気楽に読めるという点では及第点。

奥さんが第4巻目になる「利休の茶杓」を買ってきてたので、チラと読ませてもらったのが発端。なにやらシリーズモノということが判り、1話から読むほうがよかろうと、「利休の茶杓」は1話目で置いて、まずこの1作目「千両花嫁」から。個々の話に特段関係があるわけではないけど、最初から読んでおいて良かったと思える(主だった登場人物が固定されているので)。

第1巻は、ことの起こりと(駆け落ちして店を開くこと)、タイトルの通り、この道具屋の嫁が素晴らしいというエピソードが続く。第6話目では、出奔した実家の親父の理解は、まず得られたという話で〆る。まだ、母親の説得が残ってるが、これは後々語られるのだろう。

 一方、時代はその年(1963年)のまま進まないので、これはおそらく明治維新のころまで、寅さんシリーズ的に何十話と話を紡いでいくのかなと思わせる。が、作者が今年(2014年)2月に急逝したとかで(4巻の帯を見るまで知らなかった)、4巻でこのシリーズは終わってしまうようだ。2巻、3巻で、どれほど伏線の回収や、登場人物のエピソードが織り込まれているか分らないが、楽しみに読み進みたいと思う。

「利休にたずねよ」で知った作者であったが、57歳の若さでの絶筆はさぞや無念だったろうと思う。合掌。

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2014年07月14日

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人と道具とトラブルと・・・
道具屋のわけあり夫婦の物語。
幕末の京が舞台なだけに新撰組・竜馬・高杉と有名どころが登場する。

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2013年10月10日

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ネタバレ

舞台は幕末の京都。老舗の茶道具屋の娘ゆずとその店の奉公人だった真之介は、駆け落ち同然で夫婦となりの「御道具 とびきり屋」という店を開いたばかり。物だけではなく人と状況をも見抜く目利きと度胸で厄介事を乗り越えていく。近藤勇や坂本龍馬などの歴史上の有名人が次から次へと脇役として登場するのも魅力の一つ。連作短編集という構成とテンポの良い京言葉で、時代小説に馴染みがない私でもさくさく読めた。「金蒔絵の蝶」と表題作の「千両花嫁」がダントツで好き。

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2012年02月08日

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