【感想・ネタバレ】プラスティックのレビュー

あらすじ

54個の文書ファイルが収められたフロッピイがある。冒頭の文書に記録されていたのは、出張中の夫の帰りを待つ間に奇妙な出来事に遭遇した主婦・向井洵子が書きこんだ日記だった。その日記こそが、アイデンティティーをきしませ崩壊させる導火線となる! 謎が謎を呼ぶ深遠な井上ワールドの傑作ミステリー。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

54個の文書ファイルを読み進めていく体裁に、どんな展開になっていくのか、各人物の関係性はどうなのかワクワクしながら読めた。
真相に関しては、今となっては若干手垢のついた内容で途中で全貌がほとんどわかったけど、20年前の作品なので。
前半の文書ファイルの配置がとても良かったなー。そのおかげでとても引き込まれた

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の恐怖体験が面白かった。
こんなやり方ありなのかと思った!!
一気読みして途中全然わからなかったけど、読んで良かった。 
もう一度読みたい。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章自体はとても読みやすい。
しかし読み進めるうちに何度も混乱し、頭の中には「?」が浮かび続ける小説だった。

本作は、フロッピーディスクに保存されたワープロ文書の日記を、ファイルごとに読んでいく構成になっている。
各ファイルには日記を書いた人物の名前が付けられており、たとえば「File 01 向井洵子」であれば、向井洵子視点の日記が収録されている。

いわゆる章は存在せず、この「File」が章の役割を担い、Fileが切り替わるたびに語り手も変わる。

物語は、向井洵子と向井裕介の夫婦が第二グリーンハイツに引っ越して数日後、惨殺死体として発見されるところから始まり、向井洵子の日記を読む形で幕を開ける。

フロッピーディスクに記録されているのは、向井洵子、奥村恭輔、若尾茉莉子、藤本幹也、高橋英世――この5人の視点から綴られた日記だ。

それぞれの視点で感じたことや行動が、日記あるいは手記の形で記されているが、どの文章にも共通して「誰かに向けて書かれている」気配がある。
ときおり読者に語りかけてくるような、メタ的な描写が挟まれるからだ。

殺された向井洵子、事件に加担した藤本幹也、真相解明と自身の興味のため独自に推理を進める奥村恭輔、過去に縛られ事件に翻弄される若尾茉莉子。
そして、時折現れて読者に語りかけてくる高橋英世。

殺人事件前後の行動や思考が赤裸々に描かれる一方で、書き手が変わるたびに謎は深まっていく。
読みながら、何度も首をかしげることになった。

たとえば、奥村が東京から北海道へ向かっている場面の直後、書き手が若尾に切り替わるのだが、なぜか若尾も北海道にいる。
一つ前の若尾の日記には、北海道へ移動する意思や言動は一切書かれていない。

「なぜこの人は、突然こんな行動を取っているのか?」
そう思わされる場面が何度も現れる。

だが、その違和感は読み進めるうちに明かされていく。

フロッピーディスクに登場する5人は、すべて同一人物の人格だった。
後半で明らかになるのは、この物語が多重人格者を描いた作品だという事実だ。

記録されている名前は5人だが、実際にはさらに多くの人格が存在している。
そして彼らは、自分自身が多重人格であることを互いに認識していなかった。

唯一、その事実を理解していたのが高橋英世だった。

高橋英世は、他の人格たちに語りかけ、互いが同一人物であること、そして主人格である本多初美自身が多重人格であることを認識していないという事実を伝えるため、この事件をそれぞれの視点でフロッピーディスクに記録するよう指示していたのだ。

つまり、時折こちらに話しかけてくる高橋英世の言葉は、読者に向けたものではない。
5人の主人格である本多初美に向けて、「あなたは多重人格者だよ」と、ゆっくり気づかせるためのものだった。

一見すると読者に向けられたメタ的表現も、実はすべて本多初美に向けられた言葉だったのである。

何重にも張り巡らされた仕掛けと、鮮やかなどんでん返しの連続に、最後まで読む手が止まらなかった。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一つの話では読んでいる文章と時間の流れが繋がらなくて、その後の展開が気になり止まらず読み続けました。

途中で、二重人格なのかな?体に憑依する系なのかなと読み進め、最後に全てが別の人格、多重人格であるという展開に驚きとても面白かったです!
最後は主人格へと全てが委ねられる。しかもどうなったかは読者が想像するという結末でそれもまた、想像力が刺激されて最高でした。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中までは謎が謎をよんで面白かった。
でもこういうミステリーにおいて精神疾患オチ(多重人格や幻覚など)は夢オチのようで少し冷めるかな〜
とはいえ、読者自身にこの恐怖を与えるような最後の仕掛けは面白いと思う。
総評して、30年以上前の作品でフロッピーというところからも時代を感じるが、続きが気になってすいすい読めたのは良かった。
医療職としては、解離性同一性障害への介入方法をおさらいしたくなった(笑)

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

割と序盤で先が読めてしまったので、そこからはあまり感動できなかった。
ただラストページはハッとさせられ、すごい好きないいオチだなと思った。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

謎すぎる展開なので、もしやと思ったらやっぱり多重人格なんですね。なんでもありになってしまうのでこのパターンは好きじゃないけど、中盤からそこに重点を置いてしっかりとまとめてくれたので良かった。

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2025年10月08日

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