【感想・ネタバレ】真説忠臣蔵のレビュー

あらすじ

吉良邸で討死した鳥居理右衛門の首級(しるし)が消えた。その顔が、能舞台で「翁」を舞う将軍綱吉の面(おもて)に貼りついた――(「死面皮」)。周到な内蔵助の密命で後備えとして脱盟者に甘んじた高田郡兵衛らは、汚名にまみれた後半生を送っていたが――(「不義士の荊門」)。雪舞う夜を血に染め、士道を貫く赤穂浪士と主を護る吉良の家臣の凄絶な攻防。誉れある義士になれなかった者たちの栄光なき使命を描く第二の忠臣蔵。

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Posted by ブクログ

素晴らしい!単なる歴史小説ではない。史実をおっていくのでなく、あくまで異説として独自の世界観をつくりだしている。
従来のヒーローではない、むしろ、卑怯者、歴史に埋もれ、武士道の犠牲となったものに焦点をあてていることに共感を覚える。
それは、我々読者の大半が同じような立場におかれてるからなのかもしれない。

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2012年01月16日

Posted by ブクログ

四十七士以外の人物を中心とした中編集。
最初の話が幻想譚っぽかったので、この調子だとちょっと期待と違うかなぁと思いましたが、以降は普通に時代小説になっていたので安心しました。
あえて、史実の隙間を膨らませるだけじゃなくて、史実として伝わっていることとは違う結末の話もあり、新鮮な感じで読めました。

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2016年08月23日

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