あらすじ
職場復帰をめざしリハビリに励んでいる児童養護施設・七海学園の保育士・北沢春菜。七不思議が伝わる学園では、彼女が不在の間にも子どもたちの身辺で不思議な出来事が続いていた。一緒に終点まで乗ったはずの循環バスの中から忽然と消えた少女。かつて母の死期を予知した少女が目撃した“未来の殺人”。駅伝大会の中継地点で襷を渡し終わるとともに消失した少年ランナー。そして学園内のあちこちでは、殺人を告発する宛名のないメッセージが現れ──。『七つの海を照らす星』『アルバトロスは羽ばたかない』の感動と驚愕が甦る、シリーズ完全新作!
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Posted by ブクログ
待ってました。お帰りなさいの作家さん。とても言葉を大事にしていて、安定の回文にシンメトリー。今回は小説の人称「わたし」に切り込みつつ、ASDにも焦点を当てる。
一作に詰め込みすぎなくらいのボリューム満点の連作ぶり。ただ、文章の言い回しは過去作よりもわかりにくい部分があり、読み返すこと幾たびか…。
人の成長に明るい光と希望を与えてくれる作家さんなので、さらなる作品をたくさん生み出してくれることを切に願う。
お父さんに見えない鏡の世界について、ちょっとだけ、加納朋子さんのおじいちゃんと孫の話を思い出して、まさかのネタ被りじゃないよねとヒヤヒヤしてしまった。
アルバトロスは細部を忘れてしまったので再読必須。