【感想・ネタバレ】カフェーの帰り道のレビュー

あらすじ

【第174回直木賞受賞作】東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹久夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。/【目次】稲子のカフェー/嘘つき美登里/出戻りセイ/タイ子の昔/幾子のお土産

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Posted by ブクログ

ネタバレ

よかった。
もっと続きを読み進めたくなる読みやすさだった。

令和の作品とは思えない雰囲気。
竹久夢二の美人や、カフェーの女給の文化、女給の衣装や髪型の描写、谷根千・上野の下町文化の描写は、谷崎を感じさせる表現で、好きでした。
知識が浅く、戦前のカフェーは性風俗に近い文化だったことを知らず、今のイメージとはかなり乖離しているけど、確かに日本文化を作ってきた過去なんだと認識しました。

カフェーの女給を中心に、当時の時代を感じられる長閑でレトロな小説と思って読み進めていると、戦時中になり、切実に大切な人の帰りを待つ、戦争文学的な様相になり、戦後の回復を国民の目線から辿る。

こういう作品は映像化すると、陳腐になってしまうので、小説のままであってほしい。

大正・昭和の文学作品を久しぶりに手に取りたいと思えた作品でした。

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2026年07月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

戦争を知らない私ですが心を掴まれました。
この本は将来子どもにも読ませないといけないな。

生きている者は食べなきゃいけない

子どもを食べさせるために当時の人は一生懸命だったのだろうな
自分の大切な人に好きな言葉で手紙も書けない時代が実際あったのだな。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話題作のようだったので手に取りました。まず装丁が可愛い。見返しは和紙?拘ってる感じ。大正から昭和にかけての物語と聞いて、歴史小説は苦手なんだよな…と思ったけど、文体は現代だし、内容も時代背景の影響は感じつつも、その時代に生きた女性たちの普通の人生が綴られていて読みやすかった。戦争に駆り出された兄や恋人を待つ気持ち、特にタイ子さんが息子に宛てる手紙は文の拙さもあり切ない。あと、話から察するに昔の「カフェ」は風俗店ぽい形態のお店もあったみたいですね。戦前戦後あたりの文化も垣間見れて興味深かった。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語が進むにつれて、カフェーと時代の変化をみていった。戦争で家族や好きな人を失う人達の気持ちを考えたら読んでいて辛かった。最後はそれぞれ辛いことを味わったけど、希望の見えるラストで良かったです。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

戦前戦後を生きた女の子たち。戦争は本当に、胸が苦しくなる。でも、歳を取っても母になっても女の子だなって、なんか愛おしくなった。
菊田さんと美登里ちゃんの話がとても気になる。(例の嘘だったりして…)

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

戦後、俣野夫婦も幸せで、タイ子も幸せで豪一もケガはしても帰ってこられて、でもセイの彼は帰ってこられなくて…そういう時代の話だから仕方ないけどセイにももっと幸せな戦後を過ごしてほしかったな。

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2026年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昭和生まれにとっては戦前戦後の物語はあらゆる形で(小説、ドラマ、映画、ノンフィクション、個人の語り)で見聞きしてきたことだから、今更感がある。でもそれを今の時代に新しい小説として若い読み手にも差し出したことは意義があると思う。
カフェーの女給さんの一人一人が愛おしく、すっきりとした読み心地だった。

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2026年07月04日

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