【感想・ネタバレ】反逆の花嫁のレビュー

あらすじ

貴女は俺の花嫁になるんだ、選択権はない-

父王の再婚で居場所をなくしたジークリンデは、神様の花嫁である<聖剣の巫女>となるべく聖地へ渡った。巫女仲間との日々は、王宮とは違い楽しく穏やかなものだったが、ディーハルトの登場により突然破られた。ディーハルトは、王国で謀反が起こり、ジークリンデは新しい王の息子である自分の婚約者になれと告げたのだ。強引な結婚は“悲劇の王女”の立場を利用するため? ジークリンデはディーハルトに絶対に心を許すまいと誓うが……?!

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これまでと同じ世界観ですが、今回は、「慟哭の獅子」を聖獣とするレグルス王国のお話です。前作の「聖グリセルダ学園」シリーズはあんまり面白くなかったですが、今回は面白かったです。聖獣は出てこなかったですけどね。

時代設定としては、「横柄巫女と宰相陛下」と同じくらいか、それより古いかもしれません。これぐらいの時代設定の方が、この世界観の話は面白いと思います。

ヒロインのジークリンデもヒーローのディーハルトもどっちも腹黒とありましたけど、自分のことしか考えていないようなほんとの腹黒というよりは、宰相っぽい感じがしました。国を考え、どうPRすればいい方向に話が進むか考えてます。まあ考えすぎて、すれ違うことも多いですけど。

聖剣の巫女となるはずだったのが、母国の政変で自分の家族を殺され、その殺した相手側の王太子妃になるように還俗させられたジークリンデ。当然反発必至ですが、ディーハルトが本当に民のことを考えて行動しているのが分かってくると、彼に惹かれていきます。

ディーハルトも自分には仮面のような表情しか見せないジークリンデが、他の巫女たちには本当の笑顔を見せるところにいらだったりとか、最初からジークリンデに好意をもっているのに、それを素直に見せることができなくて。でもジークリンデが行ってしまうかもしれないと分かると、男子禁制の場所にも忍び込んで、自分の気持ちを伝えたり。なんか、甘い部分は少ないけど、こういうのもいいなぁって。

鮎川作品では、「横柄巫女と宰相陛下」以来、ちょっと期待外れなところがありましたけど、久々に面白かったです。

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2012年06月24日

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