あらすじ
恋満載!大正恋浪漫「乙女なでしこ恋手帖」
深山くのえが描く大正ロマンの世界。挿絵は、「黎明のアルカナ」で大人気の藤間麗。豪華布陣でお送りするオリジナル小説第2弾!貧乏公家華族の借金の形に嫁に出された千鶴。いったいこの結婚どうなる!?
第2巻の物語は、すれ違いだった千鶴と要が、いよいよ心を通わすところから始まります。初めて、お互いの身の上を告白し、二人は銀座で、初めてのデート。要に嫁入り道具を買ってもらったり、きものを仕立ててもらったり。そして、結婚後、二人は初めての・・・。
東明家で虐げられてきた千鶴にとって、要との日々は夢のよう。だけど、東明家からいつ連れ戻されるか、何より、いつ、大津寄要の父親に、自分が生粋の子爵令嬢ではなく、実は平民の家で育てられたということが、ばれるのか。全てが公になったとき、千鶴と要は引き裂かれてしまうのではないかと、不安と戦う日々なのだ・・・。あらゆる困難を乗り越え、さらに強い絆で結ばれる二人。家やしきたりに負けず、愛を育てる二人のドラマに、ドキドキしどおしです。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
まさしくの大正版シンデレラストーリー。これで完結?かと思うくらい綺麗に終わっているような気がするので、続きが読みたいと思いつつ二冊で終わりなのかなと心配してしまう。
主人公のだんなさま(笑)が主人公につらーくあたってきた家を完膚無きまでに(?)叩きのめす?というのがストーリーとしてわかりやすかったし、主人公がだいぶ不憫な生活を送ってきたことを見れば、色々すかっとした。夫婦間の若干ずれ気味の心の交流は見ていてハラハラしたけれど、そちらのほうでのごたごたは今回なかった。コミックスから出すならマンガとか、小説なら少女文庫から出してくれたらよかったのにとちょっと思う。
Posted by ブクログ
かなり甘さがアップしていた。意外と展開が速い。二人の仲がぐっと進展し、それぞれのおうちとの確執もある程度解決して、もしかしたら三巻で終わっちゃうのかな?と思ったくらい。
次巻では千鶴が女学校に復帰するんだろうか。とりあえず楽しみに待つ。
Posted by ブクログ
1巻とはうってかわって、要が千鶴にあまあまになってて、ニヤニヤして読んじゃいました。素っ気ないんですけど、絵に現れてるのが、要らしくてよいです。
何事にも遠慮をする千鶴に対して、いろんな物を買い与え、着飾らせて東明子爵邸に向かい、千鶴を嫁にすると宣言。父とも大げんかの上で、跡継ぎの座を放棄しちゃいます。
絵のモデルをしたあと、要が父についた嘘ですが、すぐに嘘ではない状態に。めずらしく2巻で本当の夫婦になったみたいですが、これからは、やっぱり要の絵と失われた掛け軸の話になるのかなぁ。
要の師匠が、千鶴が捜していた人のように思うのですけど、どうでしょうか。
やっぱり、安心して読めるお話はいいですね。
Posted by ブクログ
貧乏公家華族の借金の形に嫁に出された千鶴。いったいこの結婚どうなる?
やられた!という感じです。
1巻がああでしたので、2巻の良さが引き立つ!
素直に千鶴ちゃん良かったねと思えます。終始ごろごろ。
続刊も楽しみ!でも文庫サイズで出してほしい……。