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Posted by ブクログ 2011年10月22日
江戸一の遊郭、吉原。外道菩薩と呼ばれる美貌の青年・弥太郎には、 ”死んだ人間が見える”という噂があった。ある日、奇妙な来客を受けた弥太郎は、一人の元遊女の不審な死について調べることに。よかった!少女小説とは思えないほどシリアスな仕上がり。文体もすごく好みでした。登場人物も魅力的で、世界が主人公に甘く...続きを読むないのがよかったです。
Posted by ブクログ 2012年11月03日
吉原もの、ということで購入。
最近そんなところにはまっております。
吉原なのに、ルルルなのに、恋は二の次感が面白かったです。
弥太郎の白髪赤目っていうキャラデザは若干行き過ぎな気もしますが……。
どうやらこの方、本作がデビューらしく。それにしてはすごくうまいと思います。
続編に期待したいです。
Posted by ブクログ 2012年03月21日
うーん、割と面白かったんだけど、これを買ったまま放置していて、先にF-clan文庫の『妓楼には鍵の姫が住まう』を読んでしまったので、何だか似たような話で頭の中がごっちゃになった。まあ、あっちは江戸が黒船来航後も続いたという設定の何ちゃって吉原だったけど、死人がえり的な男と幽霊話という意味では似ていた...続きを読むので。
細かい所は全然似てないと思うが。
でも、握り飯のエピソードにはちょっとほろりとさせられた。
Posted by ブクログ 2011年07月30日
吉原ものはだいたいメインは花魁だったりするんですけど、弥太郎っていう妓有がメインになってました。
白髪赤眼の美貌の青年弥太郎は、死んだ人間が見えるということで、彼の元に怪しげな仏像が届けられ、その仏像のそばにいる死んだ遊女について調べるうちに殺人事件が起きて・・・って感じで、あまりルルル文庫には見...続きを読むかけない感じのお話でしたけど、後半誰が犯人?って感じで、結構楽しめました。
弥太郎はあんまり好きなキャラじゃなかったですけど、夜菊がかわいいです。過去のトラウマで、我を忘れて暴力をふるっていた末葉を止められなかった自分を悔いて、末葉のために慣れない手でにぎりめしを作ってあげ、それを知って、涙する末葉のシーンは、ちょっとじんわりしました。
弥太郎の生い立ちと楼主の慎太郎、また弥太郎の母との関係は謎なところですが、これは次に続くんでしょうか。