【感想・ネタバレ】燃ゆる頬(乙女の本棚)のレビュー

あらすじ

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人気シリーズ「乙女の本棚」第49弾は、文豪・堀辰雄×イラストレーター・粟木こぼねのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし

こうして私の脱皮はすでに用意されつつあった。そしてただ最後の一撃だけが残されていた。

寄宿舎に入れられた十七歳の「私」。学友たちとの交流を通じて、彼の中に何かが生まれつつあった。

堀辰雄の名作が、映画のワンシーンを切り取ったような美しさを持つ作品で人気を集め本シリーズでは江戸川乱歩『悪霊物語』を担当するイラストレーター・粟木こぼねによって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

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Posted by ブクログ

〈乙女の本棚シリーズ〉
堀辰雄+粟木こぼね

映画のワンシーンを切り取ったような、どこか物語性を感じられる絵が魅力とあるが、まさしくその通りで、見惚れてしまうとはこのことか…と思った。
とにかく絵が美しい。
惚れ惚れする。

17になった私が男ばかりの寄宿舎に入り、三枝から目が離せなくなり…
だが旅先で少女と会ってから何かが…変わったのか、変わらなかったのか、誰が気になるのか、気持ちは落ち着いているのか…


次のページへと捲るのが逸るほどに気持ちが昂まった。





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2026年04月22日

Posted by ブクログ

作品とイラストがめっちゃマッチしてましたなぁ。
美しかったです。
どうやら少年から大人に変わる時の物語らしいのですが、けっこうがっつり匂わせてますよね、お耽美。

寄宿舎という特殊環境ゆえか、儚き少年になんとなーく惹かれ、でも外に出たら女の子に惹かれ、そして儚き少年につれなくする。でも心の奥にずっと残ってる儚き少年。

イラストが本当に美しかったので世界観が濃くなってたようにも思います。

2026.6.14
90

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

堀辰雄文学忌、辰雄忌

1938年

十七歳の少年は、寄宿舎生活の中で、薔薇色の頬をもつ美しい同室者と出会う。
友情と憧憬はやがて境界をもち、少年はその限界に触れる。
儚さと切なさを、少年のような文体で、文学へと昇華。

堀自身、旧制第一高等学校の寄宿舎で青春を過ごし、自ら、あるいは友人の経験や感情を深く作品に映し込んだのではないでしょうか。
主人公は、脊椎カリエスを病む美少年に心を寄せながらも、次第に女性への関心へと移っていく。
「友情から愛への通過儀礼」が描かれ、やがて『風立ちぬ』へと続く成熟の愛へと。

イラストを手がける粟木こぼねさんは、「物語の一瞬を切り取る」絵を描く人だという。
けれど『燃ゆる頬』の世界では、絵の中に物語が宿るかのように。
紙の上に描かれた光と影が繊細に息づき、
少年たちの胸の鼓動が、聞こえるかのよう。

淡い頬の紅、少し俯いたまなざし、触れそうで触れない距離。
それは友情とも恋とも名づけがたく、
BLの入り口としての妄想へと繋がる。
…のは個人的感想。

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2026年05月28日

Posted by ブクログ

これは今で言う同性愛がテーマ。
しかしどこをとっても神秘的なようなものに感じられた。それはこんなにも美しいイラストが描かれている影響かもしれないが、性という部分ではなくその周りの感情がとても神秘的でした。
イラストも素晴らしい。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

乙女の本棚シリーズ。
堀辰雄の作品は、鼠以来2作品目。今作も少年達の集まる、どこか退廃的な雰囲気の漂う物語でした。主人公の揺れ動く心情、内面ではどう思っていたのかが謎でした。三枝との関係は、寄宿舎という環境が作り出した物なのか何なのか…。そして最後、思いとどまってくれて良かった、とホッとしました。

想定外の内容で、心に残る作品でした。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

乙女の本棚シリーズの一冊。
なるほど、これは乙女の本棚にふさわしいものかもしれない。いや、それは先入観というものか。
それはともかく、絵と文章の相性はよかったように思う。納得がいくというか。今後のラインナップにも注目だな。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

高等学校の寄宿舎で生活する十七歳男子たちの交流が描かれている。
そのなかで自己を確立していこうとする様子はとても危うく、耽美。
少年と青年のはざまにあるまだ無垢で不安定な存在が、そのまま差し出されているような小説だった。
堀辰雄の作品はなにげにはじめて読んだかもしれない。硝子細工のような繊細さを感じさせる粟木こぼねさんのイラストが、物語とよく調和しているように思う。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

 乙女の本棚シリーズから、堀辰雄さんと粟木こぼねさんのコラボ作品『燃ゆる頬』です。作品集も含めて、52作目です。乙女の本棚シリーズで堀辰雄さんは「鼠」を、粟木こぼねさんは「悪霊物語」を手がけてらっしゃいますよね!粟木こぼねさんは繊細で飾っておきたくなるようなイラストを描かれるし、ストーリーはBLっぽい??気になりますよね♪

 主人公の私は寄宿舎で、三枝という虚弱でありながら美しい同級生と出会います。徐々に距離を縮めていき、ふたりは旅に出かけます。旅先でふたりの関係に変化が生じ…。

 なんだかこの主人公の私が身勝手すぎるように思うし、三枝はちょっと可愛そう(¯―¯٥)粟木こぼねさんのイラストは、すごくいい雰囲気で好きです。

 ※BLといえば、今年中にBLデビューしたいと思ってたんだけど無理でした(´・ω・`)来年の目標にします!!

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

多感期の少年の恋物語。男子校での生活に同性に憧憬の感情を抱き旅行までするがそこで出会った少女に想いを寄せる。同性から異性に変わるまでの機微を残酷に描く。思春期の子らは残酷さも持ち合わせ、対処の仕方も分からないやるせなさと恋の華やかさをうまく絵とリンクしていて読みやすく切なかった。

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2025年11月28日

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