あらすじ
「強いから勝つんじゃない、勝つから強いんだ」鍛えた肉体から繰り出す拳で彼らは何を掴むのか?スピード、血と汗、強さと弱さ、過酷な一瞬の美しさ……無名のボクサーたちの成長をパワフルに描く、著者の新境地!
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Posted by ブクログ
典型的なダメ文系の主人公が、全く知りもしないボクシングの世界に熱中し、離別していく三年間を描いた長編小説。表現に疑問が残る部分があって、前半がもう一つだったけれど、終盤をとても面白く読めた。リングの上でボクサーは何を思うのか、競技を通じて何を求めているのか、っていうことを一貫して描こうとしている姿勢がよかった。
Posted by ブクログ
ボクシングに興味があるわけではないけど角田さん大好きなので読んでみました。
手に汗握る感覚や興奮がビシビシ伝わってくる。
読後もボクシングはよくわからないままだけど、キャラクターがおもしろかった。
主人公の空也はへなちょこの運動音痴で酔っ払うと女言葉がでる。情けない感じだけどかわいい人。
終盤の立花との食事のシーンはうっかり涙がでた。
ボクシング用語とかわからないので映像でみてみたいな。