【感想・ネタバレ】もゆる椿のレビュー

あらすじ

【文庫版限定・書下し短篇収録】
【解説・吉田伸子】

【第六回大藪春彦新人賞受賞作家、長篇デビュー作!】

御役目は必殺!?
刺客となった少女と人斬れぬ御供の武士。
死への旅路の果てにあったのは……。

「無念を晴らす為やったら、鬼にでも夜叉にでも、喜んでなったる」

旗本の次男坊である真木誠二郎は、裏目付の佐野から、ある御役目を言い渡される。
尊王攘夷派の黒幕を誅殺すべく、江戸から京まで刺客の供をせよと。

しかし誠二郎は生来の臆病者。
鬼のような刺客と聞いて怯えるが、現れたのは年端もいかない少女・美津だった。

悲しい過去を持つ彼女を守るため、誠二郎は死力を尽くすことを心に誓うのだが――。
謀略の渦巻く仇討ち旅が幕を開ける!

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Posted by ブクログ

表紙と帯に惹かれて購入。

お転婆で食いしん坊なお美津はまだ12歳の少女。でも、その明るさの裏にある歩んできた人生の凄絶さに心が痛みました。

家族を亡くし、仇を恨み、力を身に付けて鬼となったお美津。
けれど、その片鱗を普段は全く感じさせない。それは強さでもあり、特殊すぎる環境に置かれてきたということでもある。そんな彼女にどんどん惹き込まれていきました。

主人公は旗本の次男坊。頼りない存在ではあったけれど、お美津を鬼としてではなく、守られるべき一人の少女として受け入れたこと。それがこの物語や彼女にとっての救いだったのかなと。そんな風に感じました。

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2025年12月28日

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