あらすじ
待望のリブラリアン・ファンタジー、再始動。
マツリカが、キリヒトが、帰ってきた。
囚われた魔女を救うべく、仲間たちは雷鳴轟く山峡の砦を目指す。
風が唸り、雷が轟く「霆ける塔」に囚われた図書館の魔女・マツリカ。宿敵ミツクビの罠にかかり、閉ざされた山城で彼女を待つのは、夜毎降り注ぐ稲妻と奇妙な因縁を背負う砦の主。脱出の糸口を探るマツリカを、新たな謎と出会いが待ち受ける。一方遠く離れた故郷では、ハルカゼ、キリン、そしてキリヒトたちが、マツリカ救出のため立ち上がる。
彼らは、わずかな手がかりと研ぎ澄まされた知恵を武器に、雪深い山脈を越え、未踏の隠し砦を追う! 強靭な意志と絆が試される極限状況の中、マツリカは、そして仲間たちは、この絶望的な状況を打ち破ることができるのか?
メフィスト賞が生んだ弩級のファンタジー「図書館の魔女」。シリーズ最新作がついにそのベールを脱ぐ。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
場所の特定までは地学、救出作戦は地理(気候)の知識と、これまで学んできたものってこうやって実践になるんだなぁと大変面白く読んだ。もちろんいつもの高田先生として言語学も混じる。
なぜわざわざこんな難しい言い回しをするのか?と前から少し思っていたが、この物語の雰囲気というだけではなく、「赤」は「赤」をもってしか言い表せないように、あらゆる言葉は完全な言い換えができるものではない、というやりとりで腑に落ちた。
マツリカが断食して限界に近づいた際、文章も平易に一文が短く改行が多くなったのは、マツリカの頭が回っていないことを視覚的にもわかりやすくしていて、苦しみがダイレクトに伝わってきた。
キリヒトが武力チートすぎるけど、信仰に厚いという部族の設定がここに生きるか!と膝を打った。そもそもミツクビに忠誠を誓っているわけでもあるまいし、螺旋階段で敗走してそのまま逃げるかと思ったが、そこにダメ押しという形か。
仲間が増えて、紅花とキリヒトのやりとりなども今後気になるところ。
匿名
快適な捕囚生活?
囚われの身とはいえ、
質素に見えて、美味しくて滋養のある食事。
普段読めないような書物を何冊も読める時間がある。
お喋り(?)と囲碁の相手ができる、姉のような年齢の女性がいる。
時々運動代わりに散歩ができる。
と、なかなか快適な筈だったのに…。
次作はついに、マツリカ様対ミツクビ、キリヒト対牛目の対決があるのか?
Posted by ブクログ
待ちに待った続編。
マツリカ、ハルカゼ、キリン
そしてキリヒト!
一冊目上下巻は二度読み込んでいて再開するこの日を待っていた。
「烏の伝言」のキャラクターも今回は大活躍。ずっとこのシリーズを読み続けていた甲斐がある。
マツリカのミツクビとの闘いはまだ終わらない。
紅花という仲間(悪友?)も得てこのまた次へと続くそう。
また気長に待っていましょう。
Posted by ブクログ
ついに出ました。
一ノ谷陣営のマツリカの居場所探しで徐々に分かっていく流れも楽しく、間のマツリカの囚われ生活も面白かったです。
そしてキリヒトが登場してからは怒涛の勢いで読み進めてしまいました。
キリヒトが来てからのマツリカのテンションの違いが良くてニヤニヤしっぱなしです。
そして早く2027年になってくれませんかね。
Posted by ブクログ
面白かった…!ずっと心待ちにしていたので期待も高かったけど、とても面白かった…!読む手が止まらなかった。
残されたわずかな手がかりや、アキームの素朴な言葉がきっかけとなって、マツリカの囚われている場所を絞っていくのがすごかった。ハルカゼやキリンはもちろんすごいけど、全員がマツリカ救出のために動いている姿に心が熱くなった。
これまでのシリーズのキャラクター大集合という感じで大満足。ワカンとエゴンはあれきりだと思っていたけど、嬉しいサプライズだった。ちょろちょろ、の仕掛けに驚かされた。
特にキリヒトが帰ってきたのが嬉しかった。キリヒトの天然な感じは相変わらずだけど、「全員切る」という選択肢が浮かぶのが、やはり「キリヒト」なんだな…と思った。マツリカとの数年ぶりの再会で、お互い万感の思いだろうに、交わされる言葉がほとんどないことに、かえって絆を感じた。ヴァーシャも相変わらずでなにより。
ミツクビの目的がわからず、とても不気味。洪鈞がミツクビに何を言ったのかも含めて、早くも2027年に出るという次巻が待ち遠しい。
言語学的な内容や地質学、政治、軍略など、細部に至るまで練られていて、正直に言えば半分も理解できていない気がしている。それでもこの世界や物語に強く惹きつけられるし、何度でも深く楽しめるような、そんな魅力がある。
Posted by ブクログ
霆けるなんて漢字、40数年生きてて初めて見た。言語学者すごい。口絵の部分のザラザラした高級そうな紙もすごい。(語彙力ゼロ)
強大な敵と戦うなら人脈を広げて味方を増やすのは当然のことだけど、手話を解し美味しい料理を作れる紅花を引き入れられたのは大きい。
キリヒトが強くなりすぎてて驚き。
それまでずっと文語体というか古典調な文体だったのに終盤に突然「階段みたいな」で二度見か三度見した。
Posted by ブクログ
ようやく読み終わったー!言葉の探り合いは前と変わらず面白かったけど、塔に囚われている時間が長く、読み終わるまで時間がかかってしまった。
そして、自分のせいなんだが、前の巻を読んだのがだいぶ昔のため、なんでマツリカが囚われているのか、キリヒトは何をしていたのか、前後のストーリーが全然思い出せなかった、、、。
そしてそして、まだまだ完結は遠いのね。今回で完結かな〜ぐらいに勝手に思っていたが、そもそもまだ戦ってすらいなかった、、、マジか。
前後がわからないと面白さ半減なので、次は完結したらイッキ読みとして手に取ろうと思う。
もっとマツリカとキリヒトの交流が見たかった。