【感想・ネタバレ】三浦綾子 電子全集 愛の鬼才―西村久蔵の歩んだ道のレビュー

あらすじ

キリスト者としての西村久蔵の一生を克明に描いた伝記小説。

札幌の小さな牛乳販売店の長男として生まれ、札幌商業学校の教師となり、洋菓子店ニシムラ(後の西村食品工業)を創業した西村久蔵。わけへだてなく人々に大きな深い愛をもって尽くし、著者・三浦綾子にとっても心の師であった久蔵の、キリスト者としての一生を克明に描いた伝記小説。北海道銘菓「ユカたん」「レモンケーキ」などを作り上げた、初期の試行錯誤の様子も描かれている。

1981年(昭和56年)日本テレビ系列で、西村食品工業とそれに携わった人々をモデルにしたヒューマンドラマ「百円ケーキの店」を放送。聴覚障がい者のためのケーキ店を描いた。

「三浦綾子電子全集」付録として、「忘れ得ぬ人 忘れえぬ言葉」のテーマで書かれた主人公・西村久蔵についてのエッセイを収録!

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Posted by ブクログ

江別在住時代によく「ユカたん」を食べていて、そこからこの本にたどり着いて読み始めた。江別に「キリスト村」があったことも初めて知った。それにしても三浦綾子氏の周りには、こんな「聖人」と呼ばれるような人が多い。なぜだろ?

0
2020年12月15日

Posted by ブクログ

キリスト教徒じゃありません。

でも遠藤周作の作品や、同じ作者の『塩狩峠』は大好きです。
そういえば、大学のころ、よく朝のラジオで宗教番組を聞いてました。

ま、完全に夜型過ぎなわけですが。

で、この作品は札幌のキリスト教徒西村久蔵の生涯を描いた作品です。

確かに感動的なくらいに魅力的な人柄。
すべての人たちが彼やその周囲にいる人々のように過ごしたら、
どんなにこの世は素敵なことになるでしょう。

でも、なってない。

キリスト教国がどうして戦争を起こすのか。
そのあたりの矛盾がよくわからんのです。

0
2011年06月25日

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