あらすじ
世界は光と闇の永遠の闘争の舞台である。すべてがわかる決定版! 光と闇の闘争、天国と地獄、最後の審判、メシア思想――「宗教」の源流は古代ペルシアにある。「アーリア性」をキーワードに、現地調査と最新の知見をもとに描くゾロアスター教の全貌。(講談社選書メチエ)
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Posted by ブクログ
ゾロアスター教はこの世は善と悪の闘争だ!から始まる古代宗教(3〜7c)で、多神教で親近感あり、読んでいてワクワクした。イスラーム教に改宗されてゾロアスター教は日の目を浴びなくなったけれど、国教であったサーサーン朝では音楽も絵も肉もワインも、義務さえ果たせば人生楽しんでよし!なのが楽しそう。サーサーン朝の文化もっと見てみたくなった。アーリア人はナチズムからゲルマン人のなにか、というイメージだったけれどもイラン高原にもまた別のアーリア人がいたのがわかり驚き。あと、ニーチェの「ツァラトゥストラかく語りき」のツァラトゥストラはザラスシュトラのドイツ語読みなの初めて知った。