あらすじ
ピュリッツアー賞最終候補!衝撃の暴露!
斎藤幸平&宇多丸、大推薦!
児童労働、人身売買、1日12時間掘っても1ドル…コンゴ人の証言を通して初めて描かれた苛烈な搾取!
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Posted by ブクログ
スマホの電源、ノートPC、リチウムバッテリー……。
今の私たちの生活に欠かせない道具の一つ一つが、遠い土地の人々の命を犠牲にして生まれていたとは。恥ずかしながらまったく知らなかった……。
こういった事態の責任は(私たち消費者を含んだ)サプライチェーン全体にあるということは忘れてはならないね。
コンゴ政府はもちろんだけど、企業も本気で搾取がないかを確認しているわけではない(これは社会人なら納得してしまうかもしれないけど)。同様に、利用者である私たちも「これは搾取されていないだろうか?」なんて考えないし、考えたとしても「○○の調査では問題ないとあった」なんて安心してしまう。
本書は筆者のコンゴの旅を追走するように語られるんだけど、当たり前のように語られる悲劇が現代の話なのかと愕然としてしまった。
ただこういう本が出ること自体が一つの救いで、これをきっかけに世界が少しでもより良い方向に動いてくれるといいなぁ。
今は特にAIバブルに伴う電子部品の高騰が取りざたされているけど、同じように搾取されている人はいないのだろうか、とかそんなことを考えてしまうね。