あらすじ
日本橋本石町にある旅籠「長崎屋」で、腹を竹槍で無残に抉られた酉右衛門の死体が見つかった。隣りには、江戸の市中に時刻を知らせる「時の鐘」があり、その鐘撞き堂で、鐘を撞いていた撞き師の孫六が死んだ酉右衛門を恨んでいたと分かり……。南町奉行根岸肥前が、江戸の怪異を解き明かす「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第13弾。文春文庫オリジナルの書き下ろし時代小説。
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Posted by ブクログ
<耳袋秘帖・殺人事件シリーズ>第13弾。
今回もトンチのような、不思議な話が面白いな。
山伏とか。
指切り魔の話は、よく考えてみたら怖くなってくる。
山伏の話とかは現代とかではなさそうだけど、指切り魔のようなことは、起こりそうな気がする。
そして定信が出てくるとほっこりする。
定信が持ち込んだ古銭関係の話は面白いなぁ。
そしてそれが立てこもりの解決へとつながっていくのがまた、面白い。
だがしかし、この立てこもり犯の母親の字がどんなものか、どうして解ったのかは謎。そこは謎(笑)
今回も満足の一品!