あらすじ
高校に入学し、寮に入った古屋は、小柄で気の強い氷見と同室になる。なかなか心を許そうとしてくれない氷見が気にかかる古屋。そんなある日、古屋は氷見の秘密を知ってしまうのだが…。
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静かな作品
切ないような温かいような感じの短編が多かったです。相手のことを大事に思う作品が多くてよかったです。表題作はその後のお話も少しあって可愛らしくて良かったです。
Posted by ブクログ
こちらも可愛いお話。
高校に入学し、寮に入った古屋は、小柄で気の強い氷見と同日になる。
けれど、氷見は、見た目に反して、古屋に対してなかなか心を開いてくれようとしない。
それは実は、氷見の過去に抱えてしまったトラウマに関係があって、同じく眩しすぎる明かりが苦手、というトラウマを持った古屋はそんな氷見に親近感を抱くが……
という話でした。
まあ氷見のトラウマも、小さい頃迷子になって暗いところが苦手、というトラウマの中でも比較的かわいらしいレベルのトラウマなので、物語全体としてはとてもかわいらしいお話になってます。
そのほかにも3つくらい違うシチュエーションの話が入っていますが、どれも絵が綺麗なのと、中身がかわいいので、やる以前のところで萌え萌えできる人にはオススメします。
やってなんぼだ! と思ってる人にはオススメできないくらい可愛い話。
(全部がやってないわけじゃないんですが、その手前で終わってしまう話が多いので)
Posted by ブクログ
《あらすじ》 高校に入学し、寮に入った古屋は、小柄で気の強い氷見と同室になる。なかなか心を許そうとしてくれない氷見が、気にかかる古屋。
そんなある日、古屋は氷見の秘密を知ってしまうのだが…
表題作+3本の短編で構成されたオムニバス集。
私は表題作が一番好きでした。
過去の経験から、眩しい光が苦手な”古屋”が知ってしまった”氷見”の秘密。それは、彼が暗闇が怖いということ。
正反対だが、同じようにトラウマを抱えて生きてきた二人が、寄り添い抱きしめ合うことでその苦しみから、解放されていくお話。
背が小さいコンプレックスから、虚勢を張って強気に振舞う”氷見”が、頬を真っ赤に染めて”古屋”にしがみつく姿は、文句なく可愛い!
そして”古屋”。すごい好き!もうホント好き!
からかうような態度を見せたかと思えば、ストレートに気持ちをぶつけてくるし、さり気なく氷見を気遣う大人っぽさもあれば、思春期の少年らしい一面も見せる。
他のどのお話も、可愛らしく優しい気持ちになれるものばかり。
ただBL色は強くないので、少々物足りない感じも…。
どちらか一人を女性に置き換えても成り立つお話ばかりだし、登場人物の気持ちにも内容的にも、起伏の少ない作品かもしれません。
このほんわかした空気感が、ムク先生の特徴でもあるので、全然OKなんですが…。キュンとフワフワ、萌えを楽しむ分には十分に合格点。